あやかし双子のお医者さん 四 妖刀と孤独な術者

発売日 : 2017/10/13
あやかしだからって消えていいなんて思わない。 貴方を救いたい。
あやかしのお医者さんである双子・晴と嵐と、弟子の莉莉。彼女は双子とともに傷ついたあやかしを癒しながら、弱い者を放っておけない二人の人柄を知っていった。
 進級する春、莉莉は古物展示会の手伝いで妖刀の付喪神・兼光と出会う。彼は人の役に立ちたいと願いながらも、昔、殺生を望まぬ持ち主に封印されていた刀だった。兼光はあやかしがみえる莉莉に、自分を役立てて欲しいと願う。しかしそのとき、突然見知らぬ術者が現れて兼光を攻撃する。あやかしは全て消えるべき有害な存在だと断定する術者に、莉莉は――?
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 682円(本体620円+税)
  • ISBN: 9784040724768

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みんなのレビュー

  • 佐島楓
    2017/10/16
    ネタバレあり
    新しい仲間が加わった! ということは、これからもパーティーが増殖していくのだろうか? 春と嵐の、莉莉に対する好意も気になるところ。
  • ううち
    2019/08/03
    第4弾。穏やかな雰囲気が好きなシリーズ。 新たなる付喪神と、穏やかでない人が…なんだか怖いです。忙しそうな晴さんは存在感が薄れてきている?
  • リードマン
    2025/03/23
    ネタバレあり
    前作でも思ったが、この作品妖(あやかし)と人間の関係性がそのまま人間同士・人間と他の生き物の関係性にも落とし込めるようになっている。全てに構ってしまえばきりが無くなってしまう。一時的に助けても最後までいつまでも助けることは出来ない。悲しいし罪悪感も強いけど、悲しい定め。兼光のように時代・社会に合わず役立ててもらえない存在、吉野のように仇をその類似する者ごと憎む気持ち、復讐に暴走、全て当てはまるだろう。そういった視点で読めば、それらの問題に対する一つの答えらしきものが本シリーズで見えてくるのかもしれない。
  • nono
    2023/07/16
    ネタバレあり
    図書館本。シリーズ4冊目は妖刀の付喪神・兼光との出会いと、不穏な術師・吉野の巻。その優しさがいつか彼女を危険な目に誘わないか?と思うほどに傷ついたあやかしに心を寄せる莉莉、桜木兄弟の切っても切れない絆、そしてあやかしを憎む吉野の暴走。不穏な空気を漂わせつつも新しい仲間を迎えた桜木家の賑やかさにほっこりしつつ、さらりと楽しく読了。
  • よっしー
    2019/03/27
    またまた新しい人物が登場しました。一癖も二癖もありそうな冬樹さんですが…今後の物語の鍵となってきそうな感じですね。普段は穏やかに見える嵐ですが、何かあったら理性を吹っ飛ばす熱い人物であるとも発覚しました。それを抑えられる晴は流石ですね!! 早く続きが読みたいです。