お世話になっております。陰陽課です 4
発売日 :
2017/09/23
ついに春明の元主・安倍晴明現る!京都が舞台の思議な公務員生活第4弾。
雪化粧に覆われた冬の京都。忙しい春明に代わり、祈理は陰陽課の公務を初めて一人で行うことに。しかしその場で呪詛の封印が解けてしまい、絶体絶命のピンチに。祈理を救ったのは、春明の元主である安部晴明で!?
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 671円(本体610円+税)
- ISBN: 9784048934084
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メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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スズ2017/10/3062工事現場から出土した平安時代の遺物の鑑定に行くよう春明に言われた祈理は、遺物が収蔵された文化博物館を訪れる。しかし、遺物に込められた呪詛が解放され、絶体絶命の危機を迎える祈理だが、彼女を救ったのは春明の先代の主である安倍晴明で…。下鴨神社で彷徨う記憶喪失の霊を助けたり、異人達と協力して京都を跋扈し始めた彼岸の悪霊達を捕縛したりと、公務員として市民のために奉仕する祈理のクソ真面目さは相変わらずで安心。安倍晴明との出会いで揺れ動く祈理と春明でしたが、彼らが今まで繋いできた絆が大きな柱となる展開が凄く良かった。
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佐島楓2017/10/0154ネタバレあり公務員としての筋を通そうとする祈理と、自分の気持ちに気づき始めてしまう春明。ふたりのこのずれは徐々に埋まっていくのだろうけれど、カップルにはなれるのかな……? 完結、お疲れ様でした。
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papako2024/03/1942大団円ですねー。いよいよ登場したあべのせいめい。御所の老紳士が悪役かもって思った自分は全然ダメですね。ぶれずに真面目に常に公務員として考えてきたイノリはここでも間違えなかった!春明もちゃんと自分の考えを伝えられた。最後は京都の街を守ってきたみんなのゆるいけどゆるがない絆がしっかり結ばれた気がします。まだまだこの京都を楽しみたかったけど、サクッときれいにまとまったいいシリーズでした。
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よっち2017/11/1341冬の京都。忙しい春明に代わり祈理は陰陽課の公務を初めて一人で行うことになり、張り切って現場に向かうもそこで呪詛の封印が解け、絶体絶命のピンチに陥ることになってしまう第四弾。工事現場から出土した平安時代の遺物鑑定から広がってゆく数々の騒動。記憶喪失の霊や悪霊を退治してゆく過程で彼女を救った春明の先代の主・安倍晴明の提案。強力なラスボスに見せかけてマッチポンプ的な展開にはあれれ?と苦笑いでしたが、新米公務員として頑張ってきて成長した祈理を周囲も信頼してくれて、何より主任との主従関係の変化に心温まる結末でした。
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まるぼろ2018/06/2522ひとまずこの巻で完結です。出土した土器が呪術的な意味で危なくないか陰陽課宛てに来た鑑定依頼を祈里一人で行う事になるが、それが切っ掛けである大きな事件に発展して行き…と言うお話です。とても良い大団円なお話だと思いました。仲町先生の物語を読んでるせいか、強いて挙げれば小野篁も出て来たら面白かったのに…とは思ってしまいましたが…w ですが、元の主である「安倍晴明」の登場とその言葉に翻弄された祈里と春明が、公務員として、1200年の間京都を守護してきた公認陰陽師として、そして何よりパートナーとして、→
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