憧れの作家は人間じゃありませんでした 2
発売日 :
2017/09/23
ベストセラー作家は吸血鬼!? 文芸編集者、新作原稿のために日参中……。
作家・御崎禅の担当になったあさひは、新作にとりかかってもらおうと必死だ。しかし御崎の下には人外が起こした事件が日々舞い込んでくる。ある日、死者が公園に現れるという噂が流れて行ってみると……。
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 726円(本体660円+税)
- ISBN: 9784041052631
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角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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mariya9262021/09/07139途中で泣きそうになりました。タヌキに化かされました。子どもが出てくるのは弱くなってしまったのです。今回は狸と首が外れる飛頭蛮とのっぺらぼう。のっぺらぼうは怖かった~。全体的に寂しい感じなのが多かったです。特に恋愛は人間とはなかなか難しいんですね。ちなみに私の推理ではあさひが実は想い人だった?というオチです(笑)あり得なくはなさそうです。次巻で久々の長編作品を読んで、あさひが思い出すという感じだと予測します。
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みっちゃん2023/11/18133ネタバレあり切なさと優しさに溢れた1冊。父を亡くした子を元気付けようと必死になったり、人間と恋に落ちたり。人と関わるのは無理かもしれないと半ばわかりながらも、結び付く事を願っている、作者の人外の者達に対する解釈と設定がとても好き。いつも無愛想なルーナもあんな健気で思いやりに溢れた子、だったんだね。このシリーズは4巻で完結という事だけど、あさひちゃんてひょっとしてひょっとして…なの?ああ、次巻の図書館の順番がくるのが待ち遠しくてたまらない。
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ちょろこ2022/10/19131うらやましい一冊。シリーズ2は3編+extra。いきなり第一章から狸に化かされ泣かされた。親子の別れ、背中を押す優しさにじわじわと涙腺が緩んだ。何かと頼ってしまいたいけれど遠慮するあさひ、対して頼るべきだと言ってくれる人外チームの温かさがたまらない。こう言ってくれる関係ってうらやましい。あさひの、これだけは譲れないと主張する強さも眩しかった。みんな良いこと言うな。人外って人間よりも人間らしい心を持っているのかな。extraのルーナちゃんがめちゃくちゃ可愛かった。ルーナちゃんが淹れてくれる紅茶が飲みたい。
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はにこ2023/02/1087ネタバレあり今回は切ない話が多かったなぁ。一話目の狸と子供の話や、2話目の人外と人との恋愛、そしてルーナの過去も。ルーナの過去の話は猫好きにはキツイ、きつすぎる。ごろつきを許せない。次が最終巻になるようだけど、どんな話になるのやら。早く読みたいけど、積読多すぎなんよね。。
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OSOGON152023/07/1584ネタバレありシリーズ2作目あっという間に読了でした。1話目、亡くなった父親の姿に化けてその息子に会いに行っていた狸の話はほろりときました。2話目ではディズニー版人魚姫アリエルに憧れる飛頭蛮と人間の恋。結末は残酷で悲しかったが首が飛ぶ美女は衝撃的です。3話目のドッペルゲンガー事件あさひが危なかったがのっぺらぼうもよく考えると可哀そうでした。最後に、ルーナの生い立ちの話。いずれの話も面白かった。御崎先生は新しいお話書けそうかな?気になるので3作目も読みます。
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