刑事と怪物 ヴィクトリア朝エンブリオ
発売日 :
2017/08/25
霧の街ロンドンで、水と油の身分差コンビが怪事件に立ち向かう異能奇譚!
堅物で熱血漢な新人刑事アッシュと、他人の心の音を聞く力を持ったはぐれ者のジジ。正反対ながらも二人は、良き相棒として街で起こる奇妙な事件を解決している。
ある日、詐欺師に騙されたアッシュが失職の危機に陥ってしまう。汚名返上のため二人は、不思議な歌声を使い悪事を働くと噂の、歌姫メアリーを探ることにするが――。
今宵の謎は、一瞬で大人になる少女、生き返る死体に感謝される殺人者――。19世紀ロンドンを舞台にした、凸凹コンビの事件簿、開演。
ある日、詐欺師に騙されたアッシュが失職の危機に陥ってしまう。汚名返上のため二人は、不思議な歌声を使い悪事を働くと噂の、歌姫メアリーを探ることにするが――。
今宵の謎は、一瞬で大人になる少女、生き返る死体に感謝される殺人者――。19世紀ロンドンを舞台にした、凸凹コンビの事件簿、開演。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 759円(本体690円+税)
- ISBN: 9784048933216
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みんなのレビュー
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アン2017/10/3062アッシュとジジがパートナーを組んで少しだけ距離が縮まった感じ。本当に少しだけど、嫌々ながらもアッシュの捜査に同行してくれるし、多少彼の存在を認めてる様な・・・。 どこまでも真っすぐで正直で鬱陶しいくらいな正義感をもつアッシュだけど、その真っすぐさとそれゆえの甘さは憎めません。何故か惹かれます。お坊ちゃんなのに、実は可哀想なくらい孤独感を感じている姿は痛々しい。アッシュの父の息子に対する愛情の不器用さ。もう不器用と言えるような問題じゃない。愚かな人だとしか思えないのが残念。
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はつばあば2020/04/1451う~ん、人生と言うは生命が詰まっている。クロノスの子宮を初めとしアッシュの父親といいどうしてこんな・・と。命授かりし赤ん坊の未来は親の生活力にかかっているのは最古の時代から変わらぬものか。アッシュの青い瞳はぬくもりと夢を見せてくれ、ジジを暖かく包む。ほんとクセのある本だと思います。ハマればもっと読みたいしハマらなければなんやこんなん・・と二つに別れる感想が。ホークがアッシュに三行半を突き付けられるのも直ぐかと。ジジがしっかりアッシュを包んでくれますからご心配なくと啖呵を切ってみたい
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芽2022/01/0523ネタバレあり世の中は誰かの犠牲の上で成り立っている。そんな切ないようなやるせない気持ちにさせられるようなテーマの中で、アッシュの一途さは心洗われる。一巻を経て、彼の仲で色々と成長したことがこの巻で感じられたのが良かった。ジジとの仲も更に深まったことだし(腐)。だからこそ、この後の続編が出ていないのが悲し過ぎる。アッシュが救われるようなお話がいつか、描かれることを祈りたい。本当に面白い作品だった。
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よっしー2021/08/1819相変わらず真っ直ぐで純情なアッシュ。父親の洗脳が色んな所に垣間見えて、かなり歪んでるなと再認識。前作では単に不器用なのか?と思ったけれど、どうもそんな簡単な問題ではなさそうです。でも、アッシュが父親離れの第一歩を踏み出してるので…今後に期待かな。ジジも何だかんだと文句を言いながらもアッシュの面倒を見ていますし、良い関係になってきてます。素直ではないですが(笑
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azu2018/02/289産業革命時の英国の光と影の描写は、刹那いものがあった。スナークの設定がまだイマイチつかめていないけど、臓器移植ってどのくらいの歴史的があるんでしょうかね?難しいことは置いておく感じなのかな。ジジの過去がちょろっと出てきたけど、中々の不遇ぶりですね。質量は違えどもアッシュの少年期も闇が深そう…。パパぁ…………(^_^;)
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