詩葉さんは別ノ詩を詠みはじめる

発売日 : 2017/08/30
もう一度、大切な人に想いを伝えられたら――
大切な想いや言葉が形となった《迷い言》が視える藍川啓人は、数年前の事故で亡くした幼馴染、高森閑香の《迷い言》に出会う。事故の時、助けられず後悔していた啓人は、彼女の本当の想いを知るため《迷い言》の声を聞くことができる《伝え人》、梅ヶ枝詩葉の元へ連れて行くことに。そして詩葉の力を借りて、閑香が伝えられなかった最期の言葉を聞こうとするのだが――。大切な人への想いを巡る、切なくて暖かく、そして少しほろ苦い感動の青春ストーリー。
  • レーベル: ファミ通文庫
  • 定価: 660円(本体600円+税)
  • ISBN: 9784047347427

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みんなのレビュー

  • 鱒子
    2017/09/12
    レーベルとしては、ファミ通文庫のラノベです。ラノベ界は広く深く、なかなか手が出せない私ですが、たまたま手に取った本作はとっても好きです。故人が伝えられずに残した想い「迷い言(まいご)」。でも、想いは通じる。きっと。 ーー読みながら何度も泣きそうになってしまいました。私にも思い出す相手がいるからでしょう。 シリーズ第一弾っぽいので続きが読みたいです。
  • 2017/10/03
    切なくて静謐で幻想的な素敵な作品でした。出てくる和歌や歌も雰囲気に調和していて、最初のおばあちゃんの話から泣いてしまいました。詩葉の家族の謎もあるし、美空さんの出番ももっと欲しいし、更紗と巧の恋はどうなるのか、そちらの方も気になるので、続きが出て欲しいな。
  • HANA
    2017/09/20
    大切な想いや言葉が形となった迷い言が視える主人公が事故により亡くした幼馴染の迷い言を聞くため、伝え人に会いに行く話。伝え人である詩葉さんがなかなかいいキャラクターだっただけにその他のキャラクターが少々残念。面白くはあったけれど。世界観が良いのでまた読んでみたい作品。
  • やまと
    2017/09/18
    ネタバレあり
    故人が伝えたくて伝えられなかった言葉「迷い言」が見える啓人は事故で亡くなった幼馴染の閑香を救えず公開を抱えている。そんな啓人と「迷い言」を伝える力を持つ詩葉が紡ぐ心温まる物語。個人的にはこういった穏やかな雰囲気の作品は好みです。が、なんだか話が起伏がなく淡々と進んでいってしまった感じがした。また「伝え人」の詩葉の存在感が…。あとはやはり五人の絆を示すエピソードが不足してたかなと。それでもまだ詩葉関連の謎は残ってるので次巻が出るなら読もうかなと思う。
  • たこやき
    2018/03/03
    死者の最期の声を聴く。結構、ありがちな設定の話だとは思う。ただ、本作の場合、子供のころの仲良しグループというものを上手く活かしているな、と感じる。性別、学年、そういうもの関係なしに過ごしていた仲間たち。しかし、中学生になり、思春期になり変化が……という矢先での少女の死。傷つけた、という思い。ちょっとした意地悪が……、励ましの言葉が……それぞれが心の傷となり、グループは別れ別れに……。終盤の流れがやや唐突に感じたが、お約束を盛り込みつつ、独自のアレンジをしている点が良かった。