数字で救う!弱小国家 電卓で戦争する方法を求めよ。ただし敵は剣と火薬で武装しているものとする。

発売日 : 2017/08/10
『数字』で学ぶ、戦争の勝ち方。
小国ファヴェールの王女・ソアラは悩んでいた。隣国との緊張が高まり、戦争の気配がちらつき始めた今、国力が低い自国を守るにはどうすればよいか。父王は病に倒れ、頼みの綱の家臣たちも、前時代的な「戦いの栄誉」ばかりを重視し、国を守る具体案を誰も持たないまま。このままファヴェールは滅ぶのか……。
 しかし、そんな時、彼女の前にある人物が現れた。《ナオキ》――後の歴史に《魔術師》の異名を残したその青年が扱う『数字』の理論と思考は、ソアラが求めた「国を救うための力」だった……!
 異能ナシ、戦闘力ナシ、頼れるのは2人の頭脳だけ……! 理系青年と、敏腕王女が『戦争』という強敵に挑む『異世界数学戦記』、ここに登場!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 671円(本体610円+税)
  • ISBN: 9784048932714

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みんなのレビュー

  • S.T.
    2019/12/11
    ネタバレあり
    面白かった!発売日から知っていたが、どうにもネタ臭がしたのと、異世界転生はちょっと…ということで避けていた作品。『ほぼ1年おきで続刊してる』という変わった続き方(笑)をしているということで興味が沸いてBW50%で大人買い。まさか戦争そのものでは完全敗北したのに、最終的に気持ちよく終われるとは想定外だわ。主役二人は確かに賢しい数学の天才だが、頭でっかちな経験不足がモロに影響して敗北、そこからチートなしのどんでん返しでこのエンドは大したもん。まあ華に欠けることこの上ないので、続刊が心配だけど4巻まで出たよなw
  • ami*15
    2018/05/23
    異世界ものに数学ネタを取り入れるというのがまず新鮮でした。数学といってもゲーム感覚なものが多く、イラスト入りの解説もところどころにあって登場人物たちと一緒に考えているような気分が味わえました。個人的には電卓を使ったちょっとした遊びや囚人のジレンマ、タカハトゲームのネタが面白かったです。大好きな数学を活かして国を救おうとするナオキと彼との出会いで数学の魅力に取り憑かれていくソアラ。数学を愛する人は少ない世の中だとしてもナオキの数学への愛はしっかりとソアラにも私にも届いたし、数学がより面白く感じる作品でした。
  • まりも
    2018/02/13
    これは数学を愛する青年が、数学で強国の脅威に晒される弱小国家を救う物語。俺TUEEEならぬ数学SUGEEEをとくと見よ!な今作。戦わずにして得る勝利の爽快感、ヒロインの王女様がすっごく可愛い。この2つがこの作品の最大の持ち味であり、普通の俺TUEEE系では味わえない爽快感を楽しむ事が出来ました。ツッコミどころも多々あるけど、終わりよければ全て良しというか、設定が結構自分好みだったので、割と気にせず読むことが出来た。使ってる数学もあんま小難しくないのがミソやね。次巻出るようなので、続きの方も期待してます。
  • 佐治駿河
    2025/04/22
    ネタバレあり
    確かに数字を扱う物語です。数学ではなく数字です。そしてその数字は心理学(行動心理学など)が合わさった原理が使われます。よく使われる囚人のジレンマが代表的ですね。この巻の物語の展開としては主人公が転移して国家を数字で助けますが、最後は負け戦となります。ぶっちゃけそこまで面白くは無いですが、私的には敗戦の展開が好きなので設定としては大好物です。
  • まるぼろ
    2020/02/29
    著名な数学者を祖父に持ち、また自身も数学を愛していた芹沢直希はある事から異世界である小国ファヴェールに来てしまったが、その国は隣国との戦争前夜で滅亡寸前であり…と言うお話です。数学やその理論を武器として戦うと言う割には割とすんなり読めて楽しかったです。そして古くからの価値観や武人の誉れ等といったものにより計算によって立てた作戦が思う様に行かないのもまた良かった所かな、と。望みうる「負け方」を手に入れ、また父王を惑わしていたデュナケン大司教も退けたソアラとナオキですが、次巻はどんな話になるのか楽しみです。