異世界薬局 5

発売日 : 2017/08/25
ファルマ、異世界で再び教壇に立つ
大秘宝と化していた前世の職員証が示した扉――そこは、ファルマの前世・薬谷完治が最期を迎えることとなった大学の研究室へとつながっていた。
この世界が夢などではなく、全く別の世界へと転生してしまった現実を突き付けられたファルマは、現世で新たに生まれた“人との繋がり”を思い出し、この世界で人々のために生きていく決意を新たにするのだった。
そして迎えた帝国医薬大学校の新学期。ファルマも自身の持つ現代薬学知識を伝えるため学部長兼教授として教壇に立つこととなる。巷で話題の異世界薬局店主、そして女帝の命を救った宮廷薬師として名を馳せていたファルマだったが、すべての学生が彼に好意を寄せるわけではなかった。事実、一人の学生がファルマの元を訪れ、こう告げる。
「退学申請の受理をお願いしたく、まいりました――」
  • レーベル: MFブックス
  • 定価: 1320円(本体1200円+税)
  • ISBN: 9784040694092

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みんなのレビュー

  • 南北
    2025/03/29
    ファルマは父に替わって宮廷筆頭薬師となり、帝国医薬大学校の学部長兼教授で必修授業を担当することになる。医学関係では、糖尿病、遺伝子治療などかなり高度な内容になってきた。前世に戻って実験道具などを持ってくるが、そろそろ限界も近づいてきたようだ。また神聖国から来たジュリアナはファルマを探ろうとするが、最終的には帝国に難民として受け入れられるなど、神聖国との争いは避けられそうもなくなってきた。次巻ではファルマが神聖国へ行くことになりそうだが、おもしろくなりそうだ。
  • ハーレクイン@低浮上
    2020/03/13
    ネタバレあり
    今回のメインは帝国医薬大学校の始動がメイン!戦闘シーンが珍しく多めで、内容は一方的だったが女帝との戦闘は少しスリリングで面白かった。長くなりそうな神聖国のお話はジュリアナが刺客として派遣されてファルマ側へ、まだ続きそう…。今回からファルマの薬(現代薬)じゃ対応できない病気が出てきた。エメリッヒ一族の致死性家族制不眠症のお話が最後に会ってどうなるんだろうとドキドキが止まらなかった。登場人物の設定(描写)が甘いな~とも思ったが、吸い込まれるように没頭できた。
  • tomo58
    2024/08/19
    ネタバレあり
    息子に借りたコミックの続きが気になり、こちらを読み始めました。ファルマ君、薬神としての能力や体の状況と、まだ人間だと思っている自分の心の折り合いをつけるのが、難しそうな状況になっています。薬学や病理学関係の蘊蓄は、深いので関心するのですが、少し脱線が多いので話がなかなか進まない感じもします。神の存在は、既存の宗教勢力にとっては、厄介で、むしろ敵対関係となってしまい、なかなか上手くいきません。ファルマから敵意を向けるわけではないが、きな臭さが残る状況です。インシュリン、遺伝子治療というトピックは面白かった。
  • kitten
    2018/08/24
    図書館本。久々に読んだから、ちょっと忘れてるキャラがいくつか。この作品はファルマのチート能力のすごさが見どころだけど、今回の遺伝子治療は、現代医学の枠組をも超えてしまった。インスリンを自力で作ってしまうのも根気のいる仕事だと思ったけど、遺伝子治療って。現代医学にファンタジーをプラスしてさらにパワーアップさせた感じ。いったいどこまでいくんだか。致死性家族性不眠症って思わず検索したけど、実在する難病なんだね。治療法は存在しない。評価、星3
  • Swind/神凪唐州@名古屋めしの人(作家兼名古屋めし専門料理研究家)
    2017/08/31
    ようやく全巻手に入ったので5巻まで一気に読了。綿密に裏打ちされた薬学医学の世界がファンタジーの世界と見事に融合し、読んでいて唸らされる作品です。 5巻で注目したのは『医学と神術の融合』。現代社会でも未だ「不治の病」とされる難病、それに諦めずに挑むファルマの姿勢に心を打たれました。 あと、陛下はすっかり元気になりましたねぇ(笑) これからもますます楽しみな作品、もちろん続巻も待望です!