黒猫シャーロック 緋色の肉球
発売日 :
2017/07/25
「僕はいつも謎を探している」。黒猫シャーロックに解けない謎はない!
大学生になって、アパート「Bコーポ」二○一号室で一人暮らしをはじめた僕は、入学式の日、彼と出会った。
パイプのように曲がったシッポをもつ、真っ黒な毛並みの猫。孤高を愛し、クラシック音楽に浸り、ときどきコカイン(マタタビ)もたしなむ彼こそ、天才的な観察眼と推理力で難事件を解決する猫の探偵――シャーロック。
これは、そんな猫の彼と人間の僕が、まるでホームズとワトソンのような絶妙なコンビネーションで奇妙な謎に挑む、風変わりなミステリーだ。
パイプのように曲がったシッポをもつ、真っ黒な毛並みの猫。孤高を愛し、クラシック音楽に浸り、ときどきコカイン(マタタビ)もたしなむ彼こそ、天才的な観察眼と推理力で難事件を解決する猫の探偵――シャーロック。
これは、そんな猫の彼と人間の僕が、まるでホームズとワトソンのような絶妙なコンビネーションで奇妙な謎に挑む、風変わりなミステリーだ。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 671円(本体610円+税)
- ISBN: 9784048932882
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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mae.dat2025/05/262685話連作短編。翻訳に依る表記揺れはあるのかと思いますが、概ね次の通りなのかなぁ。『緋色の研究』→「緋色の肉球」。『四つの署名』→「四つの鳴き声」。『ボヘミアの醜聞』→「ボス猫の醜聞」。『赤毛組合』→「三毛組合」。『花婿失踪事件(かなぁ)』→「黒猫失踪事件」。章タイトルも楽しいね。タイトル通り黒猫さん(後にシャーロックと命名)が探偵役で、猫と会話ができると言う綿貫くんがワトソン役。シャーロックは切れる推理とちょっと太々しい態度が本家の様でもあるのですが、時々ポカるのがかわええのぅ。続きあって欲しいけどなぁ。
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佐島楓2017/08/0670猫の言葉がわかる少年と、謎を解くのが好きな黒猫の日常。パンチ力には少々欠けるし、謎解き要素は平易だけれど、もふもふ好きにはたまらないのでは。私もうちの犬と語り明かしたい。
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ひめありす@灯れ松明の火2018/10/1457そう、シャーロックは絶対犬じゃなくて猫だと思うんですよ!これはもうタイトルをよくぞ考えました。素晴らしい。緋色の肉球(緋色の研究)やっぱりシャーロックとのご挨拶はこれじゃないと。四つの鳴き声(四つの署名)ワトソン君の恋はこの話ですよね。ボス猫の醜聞(ボスニアの醜聞)このタイトルが一番好き。【the woman】の再登場はあるのかしら。三毛同盟(赤毛同盟)ちょっとこれは安易だったけど、よいお猫話でした。黒猫失踪事件(花婿失踪事件だと思う)あの天才犯罪者やあの警部は今後登場するのか?まだまだ続けて欲しいです。
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ネムコ2017/08/0353猫好きでホームズ好きな私にはぴったりの一冊でした。謎解きは、シャーロック・ホームズ読者には読めてしまうものばかりですが、それがまたいい。「ベネチア醜聞」ならぬ「ボスの醜聞」のラストの一文にはおもわず吹き出してしまいました。シャーロック・ホームズへのオマージュ。そして黒猫シャーロックの性格が良い。ちゃんと猫してる。ホントに私的にはたまらないお話でした。続編希望‼
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まりも2017/07/3151愛猫を無くした大学生が入学式の日に、謎を解くことが大好きな黒猫に出会うところから始まる日常ミステリー。これは良いニャンコ小説。俺も綿貫君みたいに猫とお喋りをしてみたいなぁ。ミステリーとして見るとかなり物足りませんが、猫と人が紡ぎ出すほんわかとした日常モノとしてのクオリティはとても高く、癒し力に溢れた作品ですね。猫の言葉がわかる主人公と賢い黒猫、そして美人なのに猫が好きすぎて残念なヒロインと登場人物もそれぞれ魅力的でいい感じ。色んな可愛い猫も登場するし、猫好きには堪らんね。続きが出たら読みたい。
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