最後の晩ごはん 忘れた夢とマカロニサラダ

発売日 : 2017/06/17
だめだ、泣ける。そして心が満たされる、切なくて美味しいお料理青春物語。
兵庫県芦屋市。
雨の夜、定食屋「ばんめし屋」を訪れた珍客は、青年の幽霊・塚本だった。
元俳優で店員の海里は、店長の夏神たちと事情を聞くことに。
なぜか今までのどの幽霊よりも意思疎通できるものの、
塚本は「この世に未練などない」と言い切る。
けれど成仏できなければ、悪霊になってしまいかねない。
困惑する海里たちだが、彼ら自身にも、
過去と向き合う瞬間が訪れて……。

優しい涙がとまらない、お料理青春小説第8弾!

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みんなのレビュー

  • しんごろ
    2017/06/30
    ちょっとしたことなんだけど、涙腺がすっかり弱くなってるしんごろは、また涙が…。海里の母さんと奈津さんのシーンは、ウルウルしちゃいました(T_T)夏神さんも良かったね!海里も夏神さんも一歩ずつどん底から上がって、成長していく。成長していく姿が読んでて、ハートを鷲づかみにされました。マカロニサラダも懐かしい味!しんごろもミカン入りのサラダを食べたことを思い出し、感慨深く感じてます(^^)今回の話はネタ切れっぽいですが、実は登場人物にスポットを置いた感じの作品。これはこれで面白かったです(^^)
  • たっくん
    2018/01/10
    ネタバレあり
    芦屋市阪神芦屋駅近くの定食屋「ばんめし屋」。日が暮れる頃開店し、夜明けに閉店、提供するのは日替り定食のみ。店長夏神留二はかつて雪山で遭難し恋人を失った過去を持つ、両親との行き違いから墓参りも果たせない。店員五十嵐海里は料理修行中の元イケメン俳優、濡れ衣のスキャンダルで芸能界を追われ、家族との蟠りを抱える。そして眼鏡の付喪神ロイド・・四日前、交通事故で死んだという幽霊塚本健が現れる、「この世に未練はない」が成仏できないでいる。何に執着しているのか、留二は奔走する・・ほのぼのとして暖かく、シリーズ8作目。
  • Syouichi Nishiyama
    2017/06/24
    ネタバレあり
    確かにあったみかん入りマカロニサラダ。ようやく夏神の思いが伝わった。そして海里の母がここでですか。登場人物の過去はだいたい回収した感。次はどこに行く?! 2017-91
  • とし
    2018/01/14
    最後の晩ごはん「忘れた夢とマカロニサラダ」 8巻。ちょっと何時も感じが違うような成り行きでしたが楽しく読み了。
  • のんき
    2017/07/13
    ネタバレあり
    親に捨てられ、施設で育った奈津に、お義母さんが言った言葉には泣かされました「あなたがこの世にいるのは、生みの親がいるからよ。あなたにこの世界で生きていくためのバトンを最初に渡してくれたのは、そのお二人なのよ。親って名前のバトンは、つながれて、そのおかげで今、わたしに回ってきたのよ。私は最後にバトンを受け取ったアンカーの親だから、特権があるの。あなたをとびきり可愛がることや、たまにはガミガミ怒ることや、一緒に泣くこと、悩むこと、とにかく何でも、ふたりきりで一緒にしてもいいの。私がとってもそうしたいのよ」