兼業作家、八乙女累は充実している

発売日 : 2017/05/25
原稿、売上、どちらも大事! 兼業作家の毎日はしんどいけれどおもしろい!
突然の婚約破棄に昇進取り消し。完璧な人生を送っていたはずの大手通信会社営業職、八乙女累は人生のどん底に沈んでいた。そんな彼女にまさかの小説新人賞受賞の吉報が!
 夢の作家生活がスタート!? と思いきや、待ち受けていたのはイケメン鬼編集の手厳しいダメ出しに山積みの本業タスク、そして容赦なく迫り来る締切だった! 覆面ベストセラー作家、索太郎の助言ももらいながら、どうにかOLと作家業の両立を目指す累だったが!? 兼業作家の泣き笑いを描く業界お仕事小説!

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みんなのレビュー

  • 佐島楓
    2017/06/01
    ネタバレあり
    文芸サークルに在籍した経験があるのに、プロットなどの構成の立て方を知らなかったり、本が商品であるという意識が欠如しているなど、首をひねりたくなる設定があった。でも、全体的に見ると、エールを送りたくなる内容。二足の草鞋、メインの職種によるけど大変ですよね。
  • よっち
    2017/05/26
    突然の婚約破棄に昇進取り消し。順風満帆からまさかの人生のどん底に陥った大手通信会社営業・八乙女累が一念発起して書いた小説で小説新人賞を受賞し兼業作家デビューを果たすお仕事小説。ヤケを起こし迷走した果てに原点回帰して挑戦した小説新人賞。厳しいダメ出しをする鬼編集と組むことになり、仕事の方も大変なことばかりで厳しいと思いましたが、きちんと見据えて頑張ってみれば見えることもあるし助けてくれる人もいるんですよね。どうにか兼業作家のスタートラインに立てた今回、周囲との人間関係も気になりますし続巻を読んでみたいです。
  • 佐治駿河
    2024/05/04
    夏海公司さんの作品は電撃文庫デビュー作の「葉桜が来た夏」が大好きです。これまでの電撃文庫作品とは異なり、読者層はライトノベルを読んで育った大人向けでした。(エロシーンがあるわけではありません)私はもうすでに、作中の人物たちより年上となってしました。作品を読んでいる途中から考えていましたが、私自身は年齢を重ねると別のことにチャレンジすることが難しくなってきたことを実感してしまいました。
  • わたー
    2017/07/19
    ★★★★★順風満帆だった人生が一転、婚約破棄と出世の道を絶たれてしまったOLが、兼業作家になるまでの軌跡を描いたお仕事モノ。いいところで止まっている別の2作品の続きを早く出せよと言いたくなったが、この作品はこの作品で面白かった。昼間は、なれるSEにも登場した通信会社大手JT&Wの営業、定時後は新人賞受賞の作家の卵として精力的に働く主人公。兼業作家になったからこそ、より波乱万丈になった彼女の人生ではあるが、がむしゃらに突き進む姿は好感が持てた。続きもよみたい。
  • tomosaku
    2017/05/30
    なにこのハードモード。失恋と出世断念した営業ウーマンが小説の新人賞に応募、受賞し、刊行するまでのドタバタを描いた物語。仕事しながら小説を書くとこうなりかねないよね、と多分に著者の経験も入っているのかリアリティがある。兼業作家の立ち位置や遣り繰りの手法も面白いテーマだが、割かれているページ数こそ少ないなりに、作中で解説される「創作の基礎」的な話もためになるし、主人公が失恋した時のパニック症候群的な心理描写なんかも身につまされた。そして、編集という存在の大切さをまた、思い知る。