狼と香辛料 19 Spring Log

発売日 : 2017/05/10
賢狼ホロと宿屋の主人となったロレンスの、旅の続きの物語。
賢狼ホロと元行商人ロレンスが営む湯屋『狼と香辛料亭』。幸せと笑いがわき出ると言われる湯屋を舞台に描かれる、旅の続きの物語、第2弾が登場。
 コルとミューリが旅に出てしまい、湯屋は慢性的な人手不足に。ロレンスは大勢の客が訪れる繁忙期に向け、スヴェルネルの騒動で出会った女性・セリムを新たに雇うことにする。実は彼女、ホロと同じ狼の化身なのだ。
 新参者のセリムの前では、女将としても狼の化身としても威厳を保ちたいホロだったが、なにやら浮かない様子。
 一方ロレンスは、そんなホロの気持ちを知ってか知らずか、湯治客が持ってきた特権状に夢中で──?
 電撃文庫MAGAZINEに掲載され好評を博した短編3本に加え、書き下ろし中編『狼と香辛料の記憶』を収録!
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 748円(本体680円+税)
  • ISBN: 9784048928915

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みんなのレビュー

  • 岡本
    2017/12/28
    後日談の短編集第2弾。旅をしていた時の話や新しい従業員を迎えた後の話などが収録されている。ロレンスの寿命やホロの孤独など核心に迫る内容が書けるのも二人の関係がここまで進んだからだろう、と思い読了。続巻もある様なので、今後の展開にも期待大!
  • まりも
    2017/05/13
    ホロとロレンスのその後を描いた新章第二弾。コルとミューリが旅に出た後の話などを描いた短編集。うん、やっぱりホロとロレンスのやり取りは最高だな。コルとミューリでは絶対に出せない安定感というか、このシリーズらしさがありますね。さて、今回一番印象に残った話はやっぱり「狼と香辛料と記憶」でしょうか。ホロ視点で描かれるというのはとても珍しいし、変わらぬ平穏な日々が永遠に続くわけではないという事実が切なくもあり、時の流れを感じさせました。だからこそホロとロレンスにはこの先もずっと幸せでいて貰いたい。次巻も楽しみです。
  • スズ
    2019/03/17
    ロレンスとホロが行商時代に訪れた紫色の花々が咲き乱れる村での石臼と水車の徴税問題、互いを想い過ぎてすれ違ってしまったミューリとコルの喧嘩、ホロの羊飼い初挑戦、必ず訪れる最愛の連れとの別離への寂寥感と焦燥感に駆られたホロが思い出作りに邁進する4つのお話を収めた短編集。湯屋の仲間になったセリムの面倒を甲斐甲斐しく焼くホロとロレンスに癒された。雪山の針葉樹の森を共に狼の姿で駆け、小さな温泉にチョコンと座るホロやセリムの光景を想像すると自然と頬が緩みました。蜂蜜酒のように甘く温かなホロとロレンスの夫婦生活に大満足
  • た〜
    2017/05/13
    やっぱりミューリより母親のほうがヒロイン力上だなー。ロレンスの主人公力もコル坊より上だし。本編や新説と違い小難しい要素がないから気軽に楽しめる。ホロに関する衝撃の(大嘘)新事実発覚(笑)
  • よっち
    2017/05/10
    コルとミューリが旅に出たことで湯屋が慢性的な人手不足に陥り、スヴェルネルの騒動で出会ったセリムを新たに雇う旅の続きの物語第二弾。雑誌掲載の短編3本に書き下ろし中編『狼と香辛料の記憶』を収録した短編集で、これまで二人が築いてきた少し何かあったくらいでは揺るがない信頼関係と以心伝心の距離感、幸せで満たされているがゆえにホロに忍び寄る不安。生きる時間の違いという避けて通れない問題に直面する難しさはありますが、きちんと向き合って考えようとする二人の想いが感慨深いですね。続編でどこまで書かれるのかも気になるところ。