ちどり亭にようこそ 2 夏の終わりのおくりもの
発売日 :
2017/04/25
食べるのも恋するのも、みんな一生懸命!
京都は姉小路通沿いにこぢんまりと建つ仕出し弁当屋「ちどり亭」。花柚が風邪で寝込んでしまい、店に手伝いが来ることになるのだが……。付き合いはじめた花柚と永谷の関係も、どうも一筋縄にはいかないようで。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 737円(本体670円+税)
- ISBN: 9784048928847
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みんなのレビュー
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たっくん2018/03/07135御所の南、姉小路、弁当・仕出し「ちどり亭」。店主「蒔岡のお嬢さん」花柚は長い髪を結って簪、着物のうえに割烹着・・風邪で寝込んだ花柚の助っ人でやってきた1松岡老人、作る三種のだし巻き卵は字のない手紙(乃東枯)花柚が姉のように慕う瑤子が結婚し海外へ、心を込めた祝いの懐石は切なく(菖蒲華)彗太の山歩きサークルの新入生野乃香、花柚は心に抱える秘密を優しく解きほぐす(温風宇至)・・ちどり亭を巡り温かく切ない日常。許嫁だったがある事情で婚約解消し再び婚約者になりそうな永谷と花柚、そして彗太と菜月のこの先が楽しみ。
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スズ2017/05/11115花袖さんが風邪をひいて寝込んだり、外国に嫁ぐ事になった花袖さんの大切な人を送る弁当を作ったり、太るのが嫌でワンパターンな食生活を送って疲れてしまった女性と出会ったり、花袖さんが弁当屋を始めるために受けた試練を垣間見たりしながら、花袖さんと永谷さん、彗太と菜月の仲も順調に進展していく甘酸っぱさが素敵でした。お弁当屋さんが出来る限り料理が傷まないように様々な工夫をしている事も分かり、勉強になりました。「かぼちゃと芋類、あいつらは野菜みたいな顔して、糖質の塊なんですよ!」と憤慨する野々香に笑ってしまいました。
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さくらさくら2019/06/04110やっぱり面白い。高校を卒業する息子に最後のお弁当を作る時、感無量になった事を思い出した。お弁当って良いね~。
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カメ吉2019/01/16107ネタバレありシリーズ二作目はより面白くなってました。愛すべき登場人物たちは相変わらず捻りの効いた会話で笑わせてくれるし温かいドラマも見せてくれるし。ますます入り込んでいきます。今回は恋愛成就の話が多く恋の行方にドキドキ、ミステリー並みに先行きが気になった。『ちどり亭』の未来を賭けた次巻が楽しみです。
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のんき2019/05/2299ちどり亭は、京都にあるお弁当屋さん。やっぱり京都はいいな。京都の季節にあった素材で作った料理は、どれも美味しそうです。憧れちゃいます。お弁当って文字のない手紙みたい。お母さんが、子どもに。奥さんが、旦那さんに。冷めても美味しいように。見て嬉しいように作ります。勉強やお仕事頑張ってね!とか、怪我や病気にならないで元気でね、とか。お弁当箱のふたを開けて、食べたら、一生懸命にお弁当を作った人の気持ちや言葉がきっと伝わるよね!
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