命の後で咲いた花

発売日 : 2017/01/25
私は命をかけて 貴方のものになる。
晴れて第一志望の教育学部に入学した榛名なずなだったが、大学生活は苦労の連続だった。それでも弱音を吐くことは出来ない。彼女には絶対に教師にならなければならない理由があるからだ。
そんな日々の中、なずなは一人の男子学生と出会う。彼は、寡黙で童顔な、突き放すような優しさを持った年上の同級生で……。
たとえば彼女が死んでも、きっとその花は咲くだろう。絶望的な愛情の狭間で、命をかけて彼女は彼のものになる。
著者の最高傑作が<書き下ろし後日譚>を収録した完全版となり、待望の文庫化! 愛と死を告げる、新時代の恋愛ミステリー。

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みんなのレビュー

  • たるき( ´ ▽ ` )ノ
    2017/03/06
    当たり前じゃないんだよね。一緒に時を過ごせるということは、とても奇跡的なことなんだよね。今ある日常に感謝なんだなぁ、というようなことを思った。切ないけれど、大きな愛を感じられる作品。
  • Akihiko @ VL
    2018/05/18
    綾崎隼さん11冊目の読了。私はこの本が怖い。おそらくもう2度と読めない。再び開いてしまうと、どうしようもなく涙が溢れてしまうだろうから。涙は枯れるというけれど、そんなことはないと思う。絶対的な絶望の前に、終わりなど存在しないのだ。本作には私が人生で最も怖れていることが記してある。人生初めての幸せを与えてくれた最愛の人から、人生最大の悲しみを背負わされる現実。キミは笑いながら死んで逝くのに、ボクは泣きながら生きて行く。忘れようとしても、一生忘れることのできない作品になるだろう。
  • Moemi
    2017/01/29
    ネタバレあり
    単行本で既読ですが、綾崎隼さんの本は全て手に入れたいと思っているので購入です。もちろん書き下ろし後日譚とワカマツカオリさんのイラストも楽しみにしていました。After storyは意外な人物が主人公だったので初めは驚きましたが、最後はちょっとほっとしたというか…。ノーブルチルドレンシリーズを読んでいる身としてはやっぱり麗羅には市夏を好きでいてほしいという身勝手な本音がありまして…。早くノーブルチルドレンや花鳥風月の新作が読みたいです!今から待ちきれないくらい楽しみにしています。
  • ピロ麻呂
    2017/01/28
    文庫化をずっと待ってた作品。綾崎ワールド炸裂のラブストーリーでした(^-^)タイトル通り恋人の命があと少し…系の話。でも、やっぱりストーリーに細工がしてありミスリード…またまた騙されました(^_^;)アフターストーリーもよかった♪
  • ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう
    2017/01/30
    ネタバレあり
    泣かせ小説。あまり恋人が死ぬだのどうこういう小説は好きでは無いのだが、今回は作者が綾崎隼ということで。読み始めてからすぐ引き込まれるのは作者の手腕。叙述トリックには早々から気付いたけど、なずなパート、なつめパート、透弥パート、全部切なくて、やっぱり最後には泣いてしまった。とくに透弥パートがもう、ボロボロと…。人を愛せない自分なので、こういう小説を読むと愛とか恋とか出来ればいいのにと少し思う。後日談も良かった。