僕が恋したカフカな彼女

発売日 : 2017/01/12
「君をカノジョにするチャンスをくれ」「なら──カフカにおなりなさい」
「何、この誤字脱字だらけのダブンは」架能風香への恋文は見事に散った。フランツ・カフカを敬愛する彼女にふさわしい男になるため、深海楓は急遽小説家を志す。そして彼女の洞察力を目の当たりにすることになる――
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 682円(本体620円+税)
  • ISBN: 9784040721613

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みんなのレビュー

  • 佐島楓
    2017/01/25
    シュールな設定でツッコミどころが多いけれど、そういう作風が著者さんの特色なのかなと思います。あとがきに書かれた謎はファンサービスなのですね。読友さんたちのレビューを拝見してわかりました。
  • よっち
    2017/01/13
    気になる架能風香から誤字脱字だらけの恋文に散々なダメ出しを食らった深海楓が、彼女にふさわしい男になるべく小説家を志すボーイ・ミーツ・ガールミステリ。普段からヘルメットを着用し敬愛するカフカになれと告げる風香と、女好きだった過去を封印する偽装天然な楓。カフカの作品になぞらえた身近な謎を二人で解決するうちに少しずつ変化する距離感と、彼女を本当に好きになっていく楓の想い、彼に対して秘密を抱える風香の逡巡といった心情描写がなかなか良かったです。このレーベルらしい一風変わった、けれどとても自分好みな青春小説でした。
  • ソラ
    2017/03/06
    最初は楓にも風香にもイマイチ好きになれず乗り切れなかったけれど慣れてきたら逆にその引っかかり感が良いなぁと思うようになってきた。ただ、最後の死んだかもしれないひっかけは要らなかったんじゃ…?とは思うけど。
  • 2017/01/15
    「なら——カフカにおなりなさい」フランツ・カフカ中毒の架能風香を彼女にするために、小説を書き始めた元プレイボーイで現偽装天然な深海楓。彼の周りで起こる不思議な事件をカフカに絡めて解いていくミステリー。とは言っても、メインは謎解きよりもカフカの作品解釈と二人の恋模様かな。楓と風香の少し変わったキャラクターに最初は馴染めずに戸惑ったけれど、読み進めていくうちに癖になってくるから不思議。少しづつ二人の距離が近づいていく感じも良かった。黒猫シリーズ好きなら思わずにやっとしてしまうシーンもあって、嬉しかったな。
  • Tsukamo
    2017/01/28
    ポォ、アンデルセン、ペローときて次はカフカ。相変わらず森さんの古典作品の解釈は感心するし面白い。初めは主人公の楓に対して、今までの森さんが作るキャラクターらしくなく、いけ好かない印象を持ったけれど、風香に出会うことで本当の恋を知り、彼女に振り向いてもらうためなら何でもする一途な想いを芽吹かせてからは、印象がガラッと変わった。そして最後まで読者を楽しませてくれるあとがきも嬉しかった。