あやかし夫婦は今世こそ幸せになりたい。 浅草鬼嫁日記

発売日 : 2016/11/10
浅草の街に生きるあやかしのため、「最強の鬼嫁」が駆け回る――!
浅草に住み、浅草グルメをこよなく愛する女子高生、茨木真紀。
 人間のくせに日々あやかし関連の厄介ごとに首を突っ込んでは腕力で解決する彼女には、秘密があった。
 それは、真紀が前世の記憶を持っていること。
 そして、その前世は人間ではなく、平安時代にその名を轟かせた鬼の姫――"茨木童子"だということ。
 前世で「夫」だった"酒呑童子"の生まれ変わりである同級生・天酒馨を引き連れ、ブラックバイトに苦しむ手鞠河童や老舗そば屋を営む豆狸の一家など、悩めるあやかしたちのために「最強の鬼嫁」は今日も浅草の街を駆け回る!
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 704円(本体640円+税)
  • ISBN: 9784040721057

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みんなのレビュー

  • 合縁奇縁
    2024/03/14
    ネタバレあり
    かくりよの宿飯の友麻碧さんの最新作。「浅草鬼嫁日記」シリーズ第1弾。浅草に住み、浅草グルメをこよなく愛する女子高生の茨木真紀は前世の記憶を持っていた。その前世は人間ではなく、平安時代にその名を轟かせた鬼の姫――「茨木童子」だということ。人間のくせに日々あやかし関連の厄介ごとに首を突っ込み、前世で「夫」だった「酒呑童子」の生まれ変わりである同級生・天酒馨を振り回しながら悩めるあやかしたちのため「最強の鬼嫁」が奔走するラブコメディ。現世では夫婦でも、ましてや恋人でもない二人の掛け合いが面白い。
  • スズ
    2018/10/21
    平安時代最強の鬼、酒呑童子と茨木童子。夫婦の契りを結んだ二人の鬼が、大妖怪時代の規格外の霊力を持った人間として現代に蘇り、色気より食い気の残念美人女子高生・茨木真紀と、クールだが真紀一筋のイケメン男子高校生・天酒馨として高校生活と浅草グルメを満喫する現代あやかし物語。『かくりよの宿飯』の大旦那様や葵の親戚の茜も登場し、あやかしの世界の隠世には行かず、人間との共存を選んだ現世のあやかし達の姿が色濃く描かれている。鬼の元に嫁いだ葵、千年を越える愛を胸に灯し続ける元鬼の真紀、二人の鬼の花嫁の物語が非常に愛おしい
  • ひめありす@灯れ松明の火
    2017/03/26
    かくりよと地続きの現代日本で、高校二年生にして既に結婚千年目ちょっと訳ありカップル。何のかんのと甘やかし放題の旦那様と、無意識鬼嫁である葵と違って、こちらの鬼嫁は正々堂々鬼嫁をしています。可愛いなあと思いながら読みました。脇を固めるキャラクターも個性豊かで芯がしっかりしていて小気味よい。途中出てきた陰陽局の茜さんは名前からして葵さんと対の存在ですよね。葵さんの命の為に指し出された何かと関係があるような気がして、うわー気になる。うさぎが目印のキビ団子、焼き芋羊羹。おいしそうなものが沢山で、久々に行きたい浅草
  • アン
    2017/03/04
    ネタバレあり
    前世は平安時代の大妖怪・酒天童子と茨木童子、悲劇的な最後を迎えた二人は現世で普通の人間・馨と真紀として生まれ変わり、現在高校生。同じ時代、前世の記憶と霊力を持ったまま幼馴染みとして転生した事に意味は何だろう。鬼嫁と言うよりも、オカン気質な真紀は困ってる妖を見過ごせず、首を突っ込み、それを素っ気ない振りをしつつも心配してるのダダ漏れな馨が良いです。昔馴染みの鵺の転生・由里彦も加えて仲良し3人と浅草の妖たちも魅力的で楽しかった。解明されていない謎も残っているのでこれは続編あるのよね?
  • norstrilia
    2016/12/04
    これは、面白い。あとがきで著者が好きなものを詰め込んだ、と書いているけれど、酒呑童子と茨木童子の転生という設定の勝利。記憶はありつつも今世を生き、でもしっかりと絆が繋がっている2人の関係性とその描写が巧い。メインの語りが真紀というのも、またよい。筋だけならばよくあるラノベだけれど、女主人公目線が新鮮。キャラが好き勝手に動いて、でも読みやすく、テンポよく進むストーリーで一気読み。他の眷属もかつての主の下に再び集まって、夫婦共々ちゃんと幸せになれますように。