インスタント・ビジョン 3分間の未来視宣告

発売日 : 2016/10/28
3分後、僕の未来が決まる。3年後、君が救いにきた
西暦2021年に発生した奇病”夢現譜症候群(ディー・スコア・シンドローム)”。
感染した人間は必ず、“ある時点の未来”に3分間だけ自分の意識が飛ばされてしまう。歩いていようと、運転していようと、何をしていても逃れられないパンデミックは同時多発的に発生し、世界は大混乱に陥った。14歳の時に病にかかったレオは、ロンドン市内で無差別に人を斬り倒す未来の自分を見つけてしまう。その3年後、夢現譜症候群の謎を追うレオの前に「あなたを殺しにきた」という少女が現れて・・・・・・。

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みんなのレビュー

  • まりも
    2016/10/30
    三分間だけ自分の意識が未来に飛ばされる奇病"夢現譜症候群"。14歳のレオがロンドン市内で無差別に人を切り裂く自分の未来を体験してしまうところから始まる物語。これは良いヒーロー作品。異能を駆使した熱く勢いのあるバトルは迫力、見応え共に十分で非常に良かった。一番の見所はこの作品で描かれるヒーロー、正義という言葉でしょう。其々の立場で語られる正義像は、これ以上無いくらい印象に残りました。未来の惨劇を断つ為なら非情に徹する主人公が、ヒロインの力を借り再び立ち上がるところも最高ですね。ラビットさんも良い悪キャラだ。
  • よっち
    2016/10/29
    未来に3分間だけ自分の意識が飛ばされる奇病「夢現譜症候群」のパンデミックで大混乱に陥りがちな世界。殺人鬼になる未来視を見たレオが相棒の少女・ティアと出会う物語。未来視を知られているがゆえに難しい立場にあるレオと謎めいた立ち位置のティア。パンデミックを発生させる犯人を追う中で異能を用いた熱く勢いのあるバトルと、それぞれの立ち位置での正義が対立するシリアスな世界観はなかなか面白くて、そんな中で揺れる相棒・ティアとの信頼関係を再構築してゆく過程が著者さんの真骨頂なのかなと(苦笑)続巻期待したい新シリーズですね。
  • すい
    2017/05/21
    夢現譜症候群なる病が存在する世界。感染した者は特定の日の特定の時間、自分が何をしているか未来を視る。密やかに正義の味方に憧れていたレオもまた感染し三分限定の未来視を経験した。だがなんと、未来の自分は殺人鬼と化しており――。 面白かった。近未来SF異能アクション。設定が物語の中核に据えられ、重要な要素として活かされているのがよかった。架空の病(症状)が存在した場合のリアリティも演出されていたように思う。キャラも好き。ヒロインも敵も魅力的。特に敵の造形が最高だった。主人公の葛藤もよかった。大分好みの作品だった
  • 真白優樹
    2016/11/01
    三分間、未来に意識が飛ぶ病が蔓延る世界で殺人鬼の未来を見た少年が運命を覆す為戦う物語。―――運命を覆すのは自らの心に宿す正義。ヒーローとは何か、正義とは何か。正しい答えなんてきっと存在しない、誰もが正しく誰もが誤っている。未来の人々を救うのか、今を生きる人々を救うのか。悩み戸惑いもがき、それでも少年は少女に背を押され立ち上がり前に進みだす。犠牲になる者がいつまでも続く世界、そんな世界も未来も変えてやりたいから。だから例え理解されなくても、どれだけ辛くても少年は修羅の道を往く。 次巻も楽しみである。
  • サキイカスルメ
    2016/11/09
    たった一人の女の子の存在が、彼を本物のヒーローにする。3分間2029年の12月31日に意識が飛ばされる病、夢現譜症候群によって大虐殺の殺人鬼となっている未来が見えてしまったレオの元へ、少女ティアがやってきて始まるお話。面白かったです。尋問はエゲつなかったけどね。殺人鬼になることへの苦悩や諦観という闇を抱えながらも、人を救うことに躊躇しないレオのヒーローっぷりが格好良かったです。ティアはまさに希望のヒロインで、可愛いだけではない芯の強さも感じられてよかったです。個人的にラビットが大好きですね。よい敵です。