あやかし万華鏡 佐香と奇妙なお客たち

発売日 : 2016/10/12
「僕は祓い屋などではない。半分化け物の、万華鏡作家だ」
繁華街を逸れた路地に佇む、小さな万華鏡専門店。妖異に容赦なく、甘味に弱い万華鏡師・佐香は、「人を喰う美」を作り出す唯一無二の万華鏡師。そんな彼の作り出す幻想に惹かれ、今日も人外なお客がやって来る――
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 660円(本体600円+税)
  • ISBN: 9784040720678

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みんなのレビュー

  • 佐島楓
    2016/10/18
    あやかしを視る能力を持つ万華鏡作家と、そのパトロンの美青年の物語。男子二人のコンビが、ちょっと狙いすぎかなとも思ったけれど、キャラクター小説としてまとまっている。シリーズが進んで、性格が固まってくれば、もっと面白くなるはず。
  • honoka
    2017/01/20
    ネタバレあり
    わたしも森住に餌付けされたい…。そしてわかっちゃいたけど美系2人が凄い信頼関係でひっついてるのに全くLになる気配はない…。いや、あれどこかで森住が「金だって身体だって差し出す」とか言ったかな。金持ちパトロンからの甘やかしに餌付けなんてBL鉄板なのにどこで違えるんだろう(いや一般的に間違ってない)歯痒い(これも個人的)
  • 瀧ながれ
    2016/12/14
    万華鏡に悪しきものやこの世にあるべきではないものを封じ込めるという設定が、その描写もあわせて美しくてよいなあ、と思いました。でもそれよりなにより、大金持ちで人当たりがよくて料理も抜群にうまいパトロンが、うらやましくてうらやましくてうらやましいです(正直な感想)。万華鏡は好きなので、でも自分で所有したいとは思わないので、主人公のお店を訪ねてあれこれ鑑賞したいです。できれば作ってる様子も観察したいなあ。ふつうのやつで構わないので(特殊なやつは、製作途中を見るのも怖いですね)。
  • アカツキ
    2021/06/21
    万華鏡の中にあやかしを閉じ込める力を持つ万華鏡作家・佐香と生活力皆無の彼を支える年下パトロン・森住が出遭う怪奇譚。連作短編3作品収録。一応ホラー要素はあるんだけど、容姿端麗な二人がBLにならない路線でイチャイチャするのを眺める小説という印象が強い。三話目の序盤で離脱。単純に私には合わなかった。
  • nono
    2021/06/27
    ネタバレあり
    図書館本。花川戸先生の非BL本。怪しいものを感じ取れる万華鏡作家の佐香と、年下オーナーの森住が営む万華鏡専門店を舞台に、人に災いをもたらす妖かしに対峙する万華鏡師の活躍を収めた物語は、先生らしい天才肌の芸術家と世話焼きリッチマンの組み合わせながら恋に届かない所が残念w妖かしを万華鏡で絡め取る設定は楽しめたものの、二人の関係が薄味なのが勿体ない。改装した店舗での彼等の話が読みたかったと思いながら、花川戸先生のご冥福を祈りつつ読了。