幼女戦記 6 Nil admirari
発売日 :
2016/07/28
幼女の皮をかぶった化け物
生存とは、いつだって闘争だ。
帝国軍、ターニャ・フォン・デグレチャフ中佐は
極寒の東部戦線において文字通りに原初的な事実を『痛感』していた。
精緻な暴力装置とて、凍てつき、動くことすら、骨を折る季節。
なればこそ、冬には策動の花が咲く。
矛盾する利害、数多の駆け引きが誰にも制御しえぬ混迷の渦を産み落とす。
誰もが嘆く。こんなはずではなかった、と。
さぁ、覚悟を決めよう。
何事も、もはや、驚くには値しない。
帝国軍、ターニャ・フォン・デグレチャフ中佐は
極寒の東部戦線において文字通りに原初的な事実を『痛感』していた。
精緻な暴力装置とて、凍てつき、動くことすら、骨を折る季節。
なればこそ、冬には策動の花が咲く。
矛盾する利害、数多の駆け引きが誰にも制御しえぬ混迷の渦を産み落とす。
誰もが嘆く。こんなはずではなかった、と。
さぁ、覚悟を決めよう。
何事も、もはや、驚くには値しない。
- レーベル: その他単行本
- 定価: 1100円(本体1000円+税)
- ISBN: 9784047342101
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みんなのレビュー
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つっちー32ネタバレあり軍事的に優位に立っても、経済的にガタガタな帝国は、戦争を終わらせる手段を持たない。 帝国側に希望がなく、読んでてつらくなってくる。 帝国の国としての稚拙さが目立ち、似た歴史の結末を知るターニャにとっては歯がゆいばかりの展開。 メアリー・スーが完全にターニャの対極的な存在として、感情的で短絡的な人物として描かれている。いつかとんでもないことをしでかしそう。
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鱒子2020/11/1129図書館本。東ではお友だちを作って戦況を停滞させることができた帝国軍。でも南のお友だちは何だかキナくさくて。そこでレルゲン大佐、はじめてのおつかいで南へ出向です。主人公ターニャの部隊は、優秀ゆえに便利屋扱いされすぎですねぇ。
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こも 旧柏バカ一代2019/04/2329あとがきを読んで。 1巻から7巻まで一気に買った俺、勇者だわ。 話的には、冬将軍の下でも帝国軍踏ん張ってる。
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なっぱaaua2017/04/1526政治の話が中心に進む。現場では勝てていても、トータルでは負け戦。皆が模索している状況です。楽しく読めました。
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SIN EIM2025/02/2724【渋い政略回】魔道の機動力、殲滅力だけでは解決できない課題についてみんなが考える巻。とっても渋く戦場を見つめるプロフェッショナル達が暗躍する。ライトノベルらしい展開はほんの一部で、現実世界の戦争と同様に様々な制約に苦悩する。冬将軍、兵站、戦争継続能力、パルチザンの戦法などなど。戦争マニアにはたまらない一巻だが、自分にとっては予習が足りなかったと思うばかり。一次大戦について知識をためて、もう一度挑みたい巻となった。
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