火輪を抱いた少女 ｖｏｌ．３ 二つの太陽
発売日 ：
2016/05/27
太陽を愛し、太陽に愛された英雄。
島流しにされたノエルは、
そこでつかの間の安らぎを得る。
しかし、運命はノエルを再び戦場へと誘った。
新皇帝の号令の下、戦火は別大陸にまで飛び火していた。
膠着する戦線、禁忌な植物の蔓延、高まる怨嗟の声。
彼らの憤怒が頂点に達したとき、反乱の炎は再び燃え上がる。
屍が延々と積み上げられる血塗れの戦場で、
呪われし“黎明”計画を生き残った化け物二人――
悪鬼ノエルと黒陽騎を率いるファリド――が
全ての決着をつけるために対峙する！！
幸せを求め、戦場を駆けた少女が
手にしたものとは？
そこでつかの間の安らぎを得る。
しかし、運命はノエルを再び戦場へと誘った。
新皇帝の号令の下、戦火は別大陸にまで飛び火していた。
膠着する戦線、禁忌な植物の蔓延、高まる怨嗟の声。
彼らの憤怒が頂点に達したとき、反乱の炎は再び燃え上がる。
屍が延々と積み上げられる血塗れの戦場で、
呪われし“黎明”計画を生き残った化け物二人――
悪鬼ノエルと黒陽騎を率いるファリド――が
全ての決着をつけるために対峙する！！
幸せを求め、戦場を駆けた少女が
手にしたものとは？
- レーベル： その他単行本
- 定価： 1320円（本体1200円＋税）
- ISBN： 9784047341746
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みんなのレビュー
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岡本2018/01/1082ほかの少女シリーズに比べると割と優しい今作の主人公。狂気に飲み込まれているわけでもなく、穏やかな晩年を過ごせた様で良かった。「死神」も邂逅でチラッと登場しており、前作が読みたくなる演出が。WEB版も展開が違うようなので気が向いた時にでも読んでみよう。シリーズも完結では無いとの事なので気長に次回作を待っております。
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T.Y.2016/06/2915ウィラ島に島流しにされたノエルは、早速現地民との交流を始める。他方で新皇帝アミルはムンドノーヴォ大陸への遠征を開始するが、戦線は泥沼化。エルガーが挙兵し、ノエルの反攻が始まる。彼女の求めた「幸せ」は、そして旧友ファリドとの決着は…戦争と政治の被害の大きさ、仲間や家族と共にある幸せ。主人公側が人を使い捨てるえげつない手を使う展開もありつつ、最後は爽快、見事な大団円。リグレットの件など、敵に自分のやったことのツケと現状を思い知らせる場面はとりわけ痛快。シェラと勇者らしき人物の示唆も嬉しいサービス。
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ぼりよこ2016/06/0213ネタバレありさいっこう！ノエルの活躍。島流しになったところからスタートで、実際全然島流しじゃなくない？と思いつつ。あの平穏な時間が一番幸せだったのではと思わなくもない。なんというか、最終的には慈善団体でっち上げてるのかしらwファリドとのやり取りはできればてをとって幸せになってほしかったかなと。敵将同士で恋に落ちた作品他に結構あったなぁ。けど、かなり楽しい。ファリドの最後の一突きに入った迷いが、反射的に心臓を貫けず覆い被さって最後のやり取りしてる描写がなんとも切なかった。ノエルの謎は多いが、綺麗に完結してくれてて良い！
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ささきち2020/02/0212現状少女シリーズ完結。この表紙がとっても良いね！晴れの日に笑顔で敬礼するノエルこれが見たかったのだよ。アミルに負けて島流しにあったノエルだがその後3年でアミルの帝国が発展していくのかと思えばそんなことはなく。作中で話していたアミルの夢である死神と勇者がいる大陸を侵略し始めるのだが、最初はうまく連合を取り込みその後王国や帝国にファリド達の黎明や暁計画の人員を用いて連勝していい感じだったのにとある死神が隠居して作っていた畑に手を出したが為にファリド達は防衛しかできなくなったとｗ死神読んでいるとお前ら死ねや！
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にゃんころ2016/10/1011ネタバレありエルガーの選択は予想外だったけど、そうでもなければ決起はできなかったか。まず、なんと言ってもウィルム撃退でしょう！やっとスッキリした(笑) ノエルの成長が著しく、諸国の思惑蠢く連邦においても流されず、信念持って突き進んだ姿が非常に格好良かった。対局が決した後に、きちんと教会の後始末があった事も良かった。後年、突然歴史上から退場してしまったノエル。ベフナムの研究過程から不老不死とはいかなくても、恐らく…そんな期待を持ちつつ、気持ちいい読後感でした。
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