深海カフェ海底二万哩 2
発売日 :
2016/05/25
あなたの心の海に落とした、大切なものは何ですか?
池袋のサンシャイン水族館の中に密かに存在するドア。その向こうは「深海カフェ」。店主の深海(ふかみ)と常連客の倫太郎(りんたろう)は、店に訪れた引きこもりな青年(第一話/マーメイドカップケーキ)や婚活に疲れたお姉さん(第二話/マリンスノースープ)のために、大切な宝物を心の海から探してあげるのだが……。海の底で深海とはぐれた倫太郎は、不思議な雰囲気の少年シータに出会う。深海のもとに導いてくれたのだが、深海や執事のセバスチャンはなぜかシータを警戒するのだった。数日後、いつものようにカフェを訪れた倫太郎だが、その日は店の雰囲気が違っていた。深海の姿はなく、誰もいない暗い店内はまるで何年も閉店していたかのように、うっすらホコリが積もっていた。「一体、どういうこと……?」やっと姿を現した、執事のセバスチャンを問い詰める倫太郎だったが……!?
- レーベル: 角川文庫 キャラクター文芸
- 定価: 682円(本体620円+税)
- ISBN: 9784041035672
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角川文庫 キャラクター文芸の新刊
みんなのレビュー
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しんごろ2021/05/20188登場人物も増えて、更に面白くなりそう。喜瀬はこんな扱いなのかな。それともリンちゃんと一緒に深海カフェに出入りするようになるのかな。ラブカにシータ。シータは怪しすぎる。今作はシリアスな話。深海の正体もわかったきたけど、まだ謎だらけ。いろいろと何かありそうな感じだね。リンちゃんは勉強だけど、自分はこのカフェで読書をしたいなと改めて思う。話が気になるから、50ノットとはいかないでも1ノットぐらいのスピードで次作もすぐに読みます。
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りゅう☆2018/09/3085深海魚を検索するたびグロテスクさに驚く。学校帰りにカフェの海底二万哩に寄るのが倫太郎の日課に。深海との関係がいい感じ。ちょいBLっぽいけど。客の忘れ物を取り戻しに心の海へ向かう深海と倫太郎。誰かと関わりたい気持ちをはっきりさせたり、自分の魅力が発揮できるように道を開いたり。そして深海の驚きの正体が明らかに。窮地の深海を救うために立ち向かっていくのは怖い。けれども失いたくない大事な友達だから勇気を出して助けに行く。後悔ない決断にいい結果がついてきてよかった。しかしシーたんって今後も何かしらやらかしそうだな。
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honoka2016/06/0747表紙が倫太郎とセバスチャンだ〜〜可愛い♡ ニートの話は清々しいし婚活女子の話は無難にまとめたものの益々面白くなっている。え?もう深海の正体が分かるのか。まぁ大体察していたけどオチはちょっとこそばゆかったかな。そして何故シータ…今作の名付けだけはガクぅとのけぞるとこ多し(ソコだよ)。パズーとか出てこないよう願う。セバスチャンに会いたい。そういえば学生の頃、カブトガニ見たさに上野の国立科学博物館に通っていたのを思い出した。
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はな2016/05/2946深海の正体がわかってなんとなく納得。生きている人間だとは思っていなかったので、するりと入ってこれた気がします。今回のふられ続ける女性に関しては、なんとなく共感。自分の自信があるところのほうが輝けるよねと思う。新キャラも出てきてなんとなく不穏な感じでもあるので、これから先がどうかかわってくるのか楽しみ。
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雷華2016/06/3039ネタバレあり心の海に大切な物を落としてしまった人が行ける喫茶店の話。今回は秋葉系や婚活に破れた女性が来店したり、別作品の医者よりもヤバそうな敵が出てきたり、深海の正体に触れたりと想像したよりも動きのあった2巻目。りんちゃんの彼との契約が今後どう関わるか気になる所。今後まずい展開にならないか少し不安ですが、ひとまずみんな無事で良かった。私も行き遅れなので2話目は痛かったです…
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