φの方石 3 骸のまほろば魔石奇譚
発売日 :
2016/05/25
ついに事件はφに及ぶ――第21回電撃小説大賞<大賞>受賞作、完結!
ついに事件はφに及ぶ――
第21回電撃小説大賞<大賞>受賞作、完結!
人々を魅了する様々な服飾品に変じることのできる立方体、方石。この技術のメッカである神与島で方石修繕のアトリエ「白幽堂」を営む若き職人、白堂瑛介と居候のインターンシップ生、黒須宵呼はアトリエに舞い込む方石絡みの事件を解決していた。お盆前のある日、宵呼とともに実家を訪れた瑛介の前に死んだはずの幼なじみ・繭子が現れた。瑛介の所有する"φの方石"を返せと迫る繭子は、宵呼をも巻き込んで力づくで瑛介からすべてを奪おうと画策。そして、過去の意外な真実が明らかになった時、瑛介の"石拾い"は驚愕の結末へと――。
第21回電撃小説大賞<大賞>受賞作、完結!
人々を魅了する様々な服飾品に変じることのできる立方体、方石。この技術のメッカである神与島で方石修繕のアトリエ「白幽堂」を営む若き職人、白堂瑛介と居候のインターンシップ生、黒須宵呼はアトリエに舞い込む方石絡みの事件を解決していた。お盆前のある日、宵呼とともに実家を訪れた瑛介の前に死んだはずの幼なじみ・繭子が現れた。瑛介の所有する"φの方石"を返せと迫る繭子は、宵呼をも巻き込んで力づくで瑛介からすべてを奪おうと画策。そして、過去の意外な真実が明らかになった時、瑛介の"石拾い"は驚愕の結末へと――。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 671円(本体610円+税)
- ISBN: 9784048921268
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みんなのレビュー
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ううち2016/09/1626まさかの完結でものすごく残念。庵での瑛介と宵呼が純文学っぽい感じで描かれていてとても好き。最後のノートにあったメッセージは泣けるわ…。瑛介の気持ちがわかったからとはいえ、決断に応えて受け入れた宵呼はとても強く魅力的。悲しい結末だけど、希望のある終わり方で良かったです。スピンオフなどあれば是非とも読みたい。次回作にも期待したいです。
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すみの2016/09/0822ネタバレありシリーズ第3作にして完結。瑛介が梔子連作のφの方石をいかにして手に入れ、持っていたのか全てを明るみになった今作。恋人ではなかったが想いあう気持ちはかつては同じだった繭子の存在と、一連の魔石絡みの事件のカラクリ。そして宵呼と繭子を生かすための瑛介のとった方法。巻末、宵呼がノートを読む場面は切なかった。同時にこれで完結なのがものすごく残念。宵呼が最後に「いつか絶対に」と決意する所が希望。梔子連作の方石はαからωまで24個あるので、もう少しそれぞれの方石絡みのお話を読みたかった。
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雪の行者山@加療リハビリ中2017/12/1015ネタバレあり序章を読んでエンディンは予想できたような気がしてた。けれど読了してから序章を読み直すと…こんなに重くなるとは思ってなかった。とにかく繭子ちゃんだよなぁ。まったく記憶がないところへもってきてこのヘビーな3巻の内容を受け止めなければならないんだから。読了するまで繭子ちゃんは全然気の毒に思えなかった。読了して序章を読み直すと、書いたように重い…重すぎる。繭子ちゃんに救いがありますようにと祈らずにはいられない。エンディングから序章へもちょっと説明が必要なところがかなりある。そこんところこれから何かの形で⇒
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miroku2020/10/2113完結編はしっとりと
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カズの旅(趣味用)2016/07/0513φの方石 3 読了!方石という様々な服飾品に変じる立方体を巡る話も最終巻!打ち切りか、自ら辞めたのか分からないけど、とても面白くかなり好きな作品だったので、不意の最終巻はとっても残念でした…シルキー・バニーや朝薫、繭子の話どれも1冊以上使ってじっくり読みたかった…なにより、もっと宵呼と瑛介、方石の物語を読みたかったです。物語のラストの日記と、読み終えた後、プロローグを読み返すと、大きな切なさと少しの希望が湧きました。1年少しの短い期間でしたが、本当に綺麗なこの作品に出会えて良かったです。
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