アウトロ-・ワンダ-ランド 1
発売日 :
2016/04/30
少年少女たちが目指した先、そこは路上――。弱者を救うことを諦めた日本社会から飛び出した、新手の路上生活者“アウトロー"たちの、逞しく生きる姿を描くサバイバルストーリー!!
若きネットカフェ難民セイガクは、新手の路上生活者「アウトロー」と出会う。天才スリ師、DQNハンター、元教祖……。様々な職業のアウトローと共に、路上世界ならではのクエストに挑むが――。
- レーベル: その他単行本
- 定価: 1100円(本体1000円+税)
- ISBN: 9784048659406
その他単行本の新刊
みんなのレビュー
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サエズリ割津2016/05/064田中ロミオのノベルゲーム没企画の書籍化。諸般の事情で著者は変わるもなかなか面白かった。2020年から数十年後を舞台に、「アウトロー」と呼ばれる新たな形の路上生活者とある事件をきっかけに行動を共にすることになった主人公セイガクが路上ならではのクエストを仲間と共に解決していく話。6人の美少女が登場するところにゲームの残滓が見えるが、セーフティーネットとしての人身売買や、騙し騙されの路上の厳しさが描かれ話題自体は割と重め。たまたま力という謎の力でなんでもできる、元教祖の光子がキャラ的にはよかった。
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椎名2016/05/103ネタバレあり原案田中ロミオとはいえ執筆自体は別の作家だからどうだろうかと思ったんですが、面白かったです。0巻から入ったため全員どういうキャラクターなのか、どうしてアウトローになったのかを理解した上で読めたのは良かった。アウトローは個人プレイ、ホームレスは助け合いという似た境遇ではありながら違う生き方の書かれ方が面白く、「レイヤーが違う」という言い方はなるほどと思わせられた。設定は重いもののノリは軽く、軽快な雰囲気。読みやすいが無難な作品、というところに落ち着く。
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鳥義賊2016/07/152「0」で前日譚を書いた各キャラではなく、主人公はお兄さんだったのか。実際、ホームレスの世界も縄張りやらしきたりがうるさいらしいし、「貧困ビジネス」なんてのも存在しているし、市役所に生活保護を申請したら「風俗で働いたら」なんて言われるのが現実ですからねえ。このテーマに突っ込んでいくのは相当エネルギー使いそうですが、めげずに頑張って欲しいな。
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盾原2016/09/230田中ロミオのネームバリューにつられて読んでみた。 書いてるのはロミオではないがところどころにロミオ臭がただよってくる。 作品としてはホームレス(アウトロー)魂を感じさせる熱い作品だったと思う。続きが見たい。 波摘さんというライターは聞いたことがなかったが読みやすかった。 彼のほかの本もアマゾンで評価高いし買ってみようかな。
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AstiN2016/06/160思ったよりロミオ感あった。そして思ってたより重い…
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