人魚は愛を謳う ドラゴンギルド
発売日 ：
2016/04/28
美しくも精強な水竜×記憶喪失の人魚――運命的再会の行方は…。
竜を束ねる竜結社で目覚めた半人魚のメルヴィネは、記憶を失っていた。だが、初対面のはずの美貌の水竜・サロメはなぜか自分に執着し、執拗に側に置こうとしてくる。傷を負ったメルヴィネを治療と称して何度も組み敷いてくるサロメ。甘い巣に囲われる日々のなか、竜結社に猟奇的事件の調査依頼が来た。その手伝いをきっかけに、メルヴィネは自身の使命を思い出す。それは“サロメをこの手で殺める”ことで…。孤高の水竜×記憶喪失の人魚の運命的恋愛譚！
- レーベル： 角川ルビー文庫
- 定価： 748円（本体680円＋税）
- ISBN： 9784041043035
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角川ルビー文庫の新刊
みんなのレビュー
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honoka2016/05/0163ネタバレあり【シリーズ3】素晴らしい。間違いなく今年のベスト3入り。水竜×人魚。BLによるBLのためのBLならではの萌え成分がぎゅーっと凝縮された感動ファンタジー。綺麗で知的でスケベなお兄さんは好きですか？超好みですとも。綿密に練られた伏線がしなやかに収束していくクライマックスは涙と溜め息の連続。サロメが蘇生し悪者が退治され皆が幸せになるだけに止まらず、ラーラの想いまで終着させるラストも素敵だった。後書きで更に妄想が続くのにも興奮が冷めない。もっともっと続編欲しい。★沖さん絵も眼福。蔵入り
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たべもも2016/05/0749ネタバレあり★★★★★。シリーズ3。既刊での存在感がハンパなくて気になっていたサロメのお相手は成長しても雌になれない人魚のメルのお話。ドラゴンギルドと人魚の間の亀裂や彼ら魔獣族の敵、メルの記憶喪失などたくさんの内容が詰まってますが全て無駄がなくファンタジーとしても秀逸。サロメの小さくて愛らしいものを保護したいという溢れんばかりの愛情がこれまた素晴らしい。ずっと抱っこして離さないとか予想以上に萌えました❤ギルドのメンバーも皆個性的で大好きです。シーモアが想像つかないけど好き♪次はフォンティーン×ジュストでお願いします‼
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nono2017/02/1443BL。｢ドラゴンギルド｣シリーズ第三弾。前回まであんなにシャイで穏やかな印象の水竜のサロメ、彼も巣に可愛い子を閉じ込めたい只の竜でした^^今回も記憶を失った人魚と水竜の熱い思いが、物凄い悪党の存在もあり歯痒い迄の純愛、とても良かったです。サロメの危機に逆上したリーゼの｢俺の竜を！許さねえ！｣｢兄弟の他向けに帝国の滅亡を！｣熱い思いがひしひしと。このシリーズ、この筆頭バトラーの存在が大きい。竜と人魚の恋、そして護ろうと頑張るギルドの面々も胸熱く、今回も楽しく読了。続き出るみたいで嬉しいです。
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パラ野2016/05/1341ネタバレありドラゴンギルド3冊目！相変わらずの骨太なファンタジーというか、大人の残酷童話でした。穏やかな水竜のサロメ×雄の人魚メルヴィネ。シリーズを通して土竜のエドワードお爺ちゃんと並んで癒し系のサロメがメルヴィネを溺愛する様は、何というかねっとり怖い。行為ではなく、優しすぎるのも絡め取られるみたいで怖いよね、という感じ。人魚の発情というのも鱗が濡れるなんて、エロティックです。そんな体に違和感を感じるメルヴィネの戸惑う姿もいいですね。鴇さんの作品はどの登場人物も一生懸命生きている感じがして大好きです。
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きなこ2016/06/0331電子版。前2作のドラゴンがとても個性的だったので、サロメは良識ある紳士なドラゴンいう印象が強かったのだが、いゃ〜前作にもまして束縛する孤独なドラゴンだった。特に終盤、瀕死になったサロメを助けようと頑張るメルヴィネの絶望と歓喜、ドラゴン勢揃いでの攻防にはハラハラした。まだまだ気になるドラゴンもいるし、続けて欲しいなぁ。
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