ノベルダムと本の虫

発売日 : 2016/02/23
“未完の傑作”の謎を追え――ビブリオ異世界ファンタジー!
「物語の王国へおいでなさい、アミル」本好きな少女・アミルが招かれたのは、『物語機関(ノベルエンジン)』という独自の技術を使って本を独占し、長い戦争の中で中立を保つイストリヤ王国――通称『物語の王国(ノベルダム)』。遅刻魔の上司・ディレイや個性的な同僚とともに王立図書館司書『本の虫』として働き始めるアミルだが、広大な図書館には未完の傑作『五國物語』の謎が隠されていて……!? 
物語を愛するすべての人へ贈る、異世界ビブリオファンタジー!
  • レーベル: その他単行本
  • 定価: 1320円(本体1200円+税)
  • ISBN: 9784041037034

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みんなのレビュー

  • むつぞー
    2016/03/29
    物語自身を動力とするノベルエンジン、巨大な図書館と本の虫という司書達…。この設定がとてもステキ。 物語自体を力としたのを示すために、剣などの形に文字組みされているのも凝ってます(ちょっと読みにくいけどね) この凝った設定を描くのもどうしてもページ数を使ってしまいます。 説明が多いというより、どうせならもっと濃厚に世界を物語を描いても良かったのにとも思います。 ビーンズ文庫の投稿作だからか、あっさりと読みやすい方向なのかな。 いろいろ好みではありました。
  • 本夜見
    2019/10/19
    ネタバレあり
    イストリヤ王国 別名・物語の王国(ノベルダム) 年中晴れて平和な夢のような国。広大な図書館……役割りは貸出しではなく、実質書店。色々な役割りを持つ司書達は本の虫と呼ばれる。本好きにはたまらない場所。 戦争と貧困に喘ぐ大陸に暮らすアミル。おばさんの食堂を手伝う彼女を館長が勧誘。大切な五國物語の本と僅かな荷物で彼女は旅立つ。本好きの夢の王国……内情はそこまで綺麗ではないような。『物語機関(ノベルエンジン)』が理解しづらくて。紙魚キモいし。文字遊びみたいな箇所にビックリだし。ちょっと苦手な類いの作品でした。
  • 深青
    2016/08/05
    これは……本好きにはたまらない世界観だなと思う。私もこんな図書館で働いてみたいわーーー!!!と思わず興奮してしまいした。本の作り方も工夫がしてあって、目にも楽しい1冊でした。お話の方も私は好きで楽しませてもらいました。続きが出たら読みたいなぁ……
  • 緋莢
    2016/09/08
    本が大好きな少女・アミル。父親から貰った本『五國物語』を大事にするアミルの元にある日、イストリヤ王国の国王兼王立図書館館長が現れる。館長に誘われ、イストリヤの王立図書館で「本の虫」として働く事になったアミル。イストリヤは「物語の王国(ノベルダム)」と呼ばれ、「物語機関(ノベルエンジン)」という独自の技術を持っていて・・・
  • からす
    2016/04/23
    ストーリーは面白かった。舞台も『ハリー・ポッター』のように、想像上の世界観があり、心惹かれるものがあった。文章がスッと入ってこない感もあるが、新人作家さんということで、今後の作品が楽しみだ。