ヴァルハラの晩ご飯 イノシシとドラゴンの串料理

発売日 : 2016/02/10
神々の国を舞台に贈る、やわらか神話ファンタジー登場!!
第22回電撃小説大賞<金賞>受賞作!
神々の台所を舞台に贈る“やわらか神話”ファンタジー開幕!

神の国の台所“ヴァルハラキッチン”の夕飯時はいつも大忙し! ボク、喋れるイノシシのセイ(本名:セーフリームニル)はそのお手伝いとして、なんと主神オーディンさま直々の指名を受けてここにやってきたんだ。
――『料理される側』としてね!
いや、確かにボクは「一日一回生き返る」っていう不思議な能力を持ってるし、自慢じゃないけど肉質にも自信があるよ? でもだからって「毎日死んでご飯になれ」ってひどすぎない!? ……まあこの力のおかげで、美しくて可愛いヴァルキューレ・ブリュンヒルデさまのお傍にいられたりするから、全部が全部つらいってわけじゃないんだけどさ……。
って、あれ、神界ナンバー2のロキさまがなぜここに? え、神界のピンチだから一緒に来い!? いやぁ、ボクただのイノシシですからってうわあああぁーー。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 627円(本体570円+税)
  • ISBN: 9784048657525

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みんなのレビュー

  • 中性色
    2016/02/12
    【愛のムチ】って付けとけば何書いてもいいってわけじゃないんだよ。というか新人の処女作なんて、最低限の出来さえあるなら、あとはこまけぇこたぁいいんだよぐらいの感じで問題ない。そりゃあセイを普通の青年な感じにするのか、エロイノシシにするのかで転換が激しいからなくせとは言わずとも、どっちかに寄せたほうがいいとか、ポンポン出すわりにはキャラの掘り下げが少ないからヴァルキューレ姉妹を中心にスポットを当てたほうがいいとかあるけど、このできばえなら文句はないからとりあえずヘイズたんの一番搾り飲ませろ。
  • まりも
    2016/02/11
    【愛のムチ】北欧神話の世界を舞台に、死んでも生き返る猪・セイ君が神の国の食材として、台所を支えつつ暮らすコメディ物語。設定が斬新。色々と妄想をしたり、ご飯になって食べられたりと毎日忙しいセイ君と愉快な仲間たちのコメディメインなので、読んでて楽しかった。自らが食材であることを誇りに持ち、エロい事を考えたりするセイ君はとても可愛いし、少しカッコ良かったです。難点は登場人物が多すぎたせいで、一人一人の印象が薄くなったところでしょうか。ブリュンヒルデとのラブコメ劇はもっと欲しかったかな。次巻が出たら読みます。
  • 佐島楓
    2016/06/01
    主人公が「毎日一定時間で復活するイノシシ」で、その不死の性質をいかして何度でも食べられてしまう・・・という、発想からしてお見事! なライトノベル。そこに北欧神話の神々が絡み、ちょっとドキドキの展開もあり・・・と、わかっていらっしゃるなぁ。続編を読んでみたいです。
  • わたー
    2016/02/13
    【愛のムチ】★★★★★面白かった。毎夜、英雄たちの晩餐となっているイノシシを主人公にした物語。自ら食材となっている主人公は斬新。主人公の変態紳士で底抜けに明るい語り口のおかげで、死に続けることに悲壮感がなかったのがよかった。イノシシなのに妙に人間臭いのも好印象。ただ、やたらとキャラが出てくる割には掘り下げが足りないかなと思った。また、ヴァルキューレ9姉妹の名前を始め、似たような横文字が並んでいるため、混同しそうになった。次巻ではキャラ表が巻頭にあるといいかと。ファルまろ挿絵と今後に期待を込めて星プラス1。
  • 真白優樹
    2016/02/10
    【愛のムチ】神々の台所で不死身の猪が料理として頑張る物語。―――不死の猪の料理を召し上がれ。基本的にはコメディであり全力思春期少年な猪を始め魅力的なキャラクターが物語を彩りほんわか柔らかな物語が展開されつつ根底には「命」をテーマにしている。うん、普通にすごく面白い気に入ってしまった。個人的な意見としてはやはり北欧神話であるからか人物が多いので巻頭に挿絵付き人物表が欲しいかもしれない。後はブリュンヒルデとのラブコメを軸に据えつつ焦点を当てる人物を細かく絞って話をしてもらいたいと思う。 次巻も楽しみである。