イレギュラ-・クリスマス 厄介な連中5

発売日 : 1997/10/01
全編が遼一郎! 息子・美雪の出生の秘密も明かされる、ファン待望のNY編ついに登場!!
ニューヨーク27分署の警官ハリー・ローゼンランドは、奇妙な日本人に出会う。彼こそは二十四歳、若き日の遠野遼一郎だった。傲慢で皮肉屋で謎だらけの、おまけに六歳年下の異国の青年に、ハリーは惹かれていく自分を抑えられない。そして、遼一郎の知り合いの謎の女『雪乃』とともに、たちまち奇妙な事件に巻き込まれていくのだった……。全編が遼一郎! 息子・美雪の出生の秘密も明かされる、ファン待望のNY編ついに登場!! ※こちらの電子書籍については、口絵や挿絵は収録しておりません。ご了承ください。

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みんなのレビュー

  • honoka
    2017/04/14
    ネタバレあり
    美雪の出生秘話(TT)この後「ホーリー・アップル」に繋がるわけだ。「アイラブユーの通じる男を探せ」と言ったのは遼一郎だったんだねっ!なんて酷い男なんだ!美雪のために仕方がなかったとはいえハリーが不憫でならぬ。でもまあハリーには幸せな未来が待っているし、遼一郎も篤史という厄介な男を好きになってしまうのだし。いやーこんな思いもつかなかったお話が過去にあったとは。感服。
  • きゃべつ
    2014/05/31
    ネタバレあり
    「厄介な連中」シリアス過去回。ついに美雪の出生の秘密が明かされる。まさかNYでこんな過去があったとは驚愕。篤史よりハリーとくっ付けば良かったのに。美雪にハロルドの別名を付ける遼一郎が憎いなあ。アメリカの入院費事情や、日本の戸籍、認知の法律は彼らにとってかなりの難所で、今はどうなっているのか知らないが、この頃の民法って穴だらけだったのか? 戸籍の存在しなかった雪乃さん。彼女がどういう人生を歩んできたのか気になる。最後日本に帰る遼一郎を追いかけるハリーが切ない。別シリーズのハリーも読まなくては気が治まらない。
  • 2011/01/09
    ハリーの気持ちが切なくて読み返した。いつもの「厄介な連中」とは違うタッチで更に切ない。対象からみるととても魅力的なはずのハリーは男運が(というか男の趣味が)よくないので、いつも強引な男に振り回されてるんだ、と再確認。で、自己評価の低い人間の弱いところに付込むのが遼一郎。これじゃツンデレでもないし…。
  • 蒼羽
    2017/03/31
    ネタバレあり
    ものすごーく気になる終わり方。毎回、続きが気になる…完結してから一気に読みたい。
  • やっりん10
    2012/01/31
    初読時は一番好きなキャラ(篤史)が出てこないだけに、ハリーにそれほど感情移入できないままだったのだけれど、改めて読むと好きだなぁ……。遼一郎は若い頃からやっぱり強引にマイウェイだけど、ニューヨークで出会ったのがあのややこしい性格を丸ごと包んであげられるハリーで良かった。彼を通して遼一郎の情の深さ、抱えているものの大きさが断片的にであっても感じられた。ひどい男だけど、遼一郎にもかわいげがあったんだなぁと(笑)(ムキになったり、伊藤さんに電話したり)ハリーが続刊で少しでもいいから出てくるといいな。