人生はアイスクリ-ム
発売日 :
2016/01/23
やがて儚く消えるものだからこそ、甘く愛おしい
妻と娘を喪ったことで、いつも自殺のことばかり考えている宗太。ある日、姉の幼い娘ジルと出会い、彼女の驚くべき秘密を知ることで、彼の生活は変わっていく――。人生は、かけがえのない希望で満ちあふれている。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 671円(本体610円+税)
- ISBN: 9784048657723
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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佐島楓2016/04/1738この作家さんは、ライトノベルにとどまらない、ジャンルを超えた活躍ができる方だと思いました。
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すみの2017/02/2731ネタバレあり通り魔事件で妻子を喪った無気力な翻訳家の宗太。激ヤセし、療養監視のため姉と姪が米国より帰国。幼女の姪ジルには触れた相手の記憶や思い出を特異な能力で知ることができる。姪ジルの秘密を知り、そんな能力に悩む姪を間近に見る宗太。最愛の家族を敢えて思い出さないように記憶に蓋をする宗太が、姪のおかげで苦しくも幸せな妻子の記憶を取り戻す。そう、苦しく辛くても幸せな経験が一つでもあるなら、その人は生きていけるのではないだろうか。ジルが年相応の普通の女の子としていろんな経験ができますように。
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メルル2016/04/2523タイトルと表紙絵を思うと重くて暗い。各章は美味しそうなタイトルがついているけれどそういう感じでは無かった。私には宗太が何を言いたいのかあまり理解できなくて、ただひたすら言葉を捏ね繰り回しているようにしか感じることができない。でも宗太と同じような立場の人なら理解できるのかも。
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harupon2024/09/0821ネタバレあり「笑う書店員の多忙な日々」が面白かったので、デビュー作を読んだ。翻訳家の瀬谷宗太は妻子を亡くし、コーヒーとポカリしか受け付けなくなった。餓死ダイエット。心配した6歳上の姉がニューヨークから娘と一緒にやってきた。姪っ子のジルには、ある特異な能力が備わっている。表紙の微笑ましい絵から想像できない5歳児の頭の中。宗太は救われた?ジルも苦しかったろうに。ジルの自叙伝読みたいが。これ以上書けな~い(´;ω;`)面白かった!
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coco夏ko10角2016/06/0220前半は楽しんで読んでたけど、後半は合わなかった。『姪の驚くべき秘密』ってそういうことか…。
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