俺と魔物の異世界レストラン

発売日 : 2015/12/22
ご注文は吸血鬼ですか? ――新人賞審査員特別賞受賞作
魔王の治める街コールテーゼのレストラン「フォリオーズ」。
魔物の魔物による魔物のためのレストランであるこの店で、唯一の人間スタッフとして働くアーウィンには、いつか自分の店を持つという夢があった。
だが、一緒に働く同僚は、そそっかしい吸血鬼の看板娘リーラに、気温差で性格が一変するリザードマンの料理長ゲイル、ミミックのレジ係に、スライムの食器洗い係……と人間界の常識を軽く破壊していく面々ばかり。
さらには、近衛兵を志す堅物の非常識ダークエルフ・マチルダが帯刀でウェイトレスとなったり、同僚の魔物アイスボールがフレイムボールとの痴話喧嘩でバックれるやらで、魔界のレストランならではのトラブル多発がアーウィンを襲う。
そんな魔界的にハードでブラックな状況を、アーウィンは店唯一の人間ならではの機転を活かして、無事に乗り切ることができるのか!?
それでもきっと行きたくなる異世界のレストラン、明るく、楽しく、ブラックに営業開始!
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 638円(本体580円+税)
  • ISBN: 9784040680149

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みんなのレビュー

  • まりも
    2015/12/25
    人間と魔物の戦いが終結した世界で、自分の店を持つ事を夢見る少年が、魔界にあるレストランで唯一の人間スタッフとして頑張る話。そこそこ。ファンタジーお仕事小説といった感じの作品。物語の設定、キャラクター、展開共に突出したものはありませんが、全体的に上手く纏まっていると思います。お仕事小説としても不十分だけど、主人公が職場の仲間と共にクレーマーと戦おうとする姿は好感が持てたし、なかなか良かった。実力はあると思うので、今後はもう少し冒険した作品を出してほしいですね。次回作が出たら読もうと思います。
  • ツバサ
    2016/02/16
    こんな店行ってみたい、そんな理想的な店の話。最後は上手く行き過ぎてる気がするけどラノベ的には面白かったから良い。店長や従業員の仲の良さは読んでて心地いいものがあった。続きがあるなら読みたい。無かったら次回作を待ちます。
  • 藤崎
    2016/01/07
    人間社会の商業や法律等のシステムを導入し始めた魔界の飲食店で魔界特有のトラブルに巻き込まれながら働く、所謂ファンタジー世界のお仕事モノ。全体的にキャラが生き生きしていて好印象。後吸血シーンがエロくて大変よろしゅうございました。ただ、少々設定がアンバランスというか、人間社会的にはバイトレベルの仕事知識で尊敬される割に、魔族の店長から経営者の視点を学ぶとか、遅れてるのか進んでるのかどっちなのかと困惑。そのせいか、お仕事モノの醍醐味な「あるある感」があまり見られなくて残念。その辺は今後に期待と言った所でしょうか
  • 真白優樹
    2015/12/26
    人間と魔族が和解を果たした世界で魔族の都市で人間の青年が頑張る物語。・・・なるほど、これは中々に面白い。人間ならではのアイデアで万年金欠なレストランを立て直していく部分や飲食店ならではの問題などをうまく書いているのではないかと思う。また共に働く魔物達も中々に魅力的な人物が揃っているのではないかと思う。・・・最後は割と現実的な問題を解決する事に尽力し、青年は更なる地位への向上を果たす。・・・自分の店を持つという夢はいつか叶うのだろうか。次はどんな問題が起こるのだろうか。 次巻も楽しみである。
  • しぇん
    2015/12/23
    魔物と和解した世界。何時か自分の店を持ちたいという、夢をかなえるために魔物の世界で働いている主人公が地道に頑張っていくお話ですかね。すぐに血を吸おうとする吸血鬼のヒロインも可愛らしかったですが、夢にひたむきな主人公が良かったです。人間の文明化を進める魔物の世界で最後は地上げと戦う話になるとは思いませんでしたが、結構たのしめました。