螺旋のエンペロイダ- Spin3.

発売日 : 2015/12/10
『ブギーポップ』の上遠野浩平が放つ、戦いの螺旋の物語
『ブギーポップ』の上遠野浩平が放つ螺旋の物語、第三弾!
すべてに背かれる虚宇介の選択する道とは――。

人として生まれることは、それ自体が呪いよね? 親を選べないし、場所を選べないし、運命を選べない。どんなに裕福だろうと、悲惨だろうと、それらはすべて自分の選択ではなく、押しつけられた借り物の未来。たとえそれが世界をその手に握る皇帝となる継承であっても、結局はまがい物のエンペロイダーになるだけ。そうでしょう? 才牙虚宇介……呪われし我が息子よ――奇妙な能力を持つ子供たちが集められたNPスクールに忍び寄る破滅の影。理不尽な命令に分裂しそうになる彼らに虚宇介は「僕がなんとかする」と宣言するが、それは彼を奈落の底に誘う危険な罠だった。すべてに背かれて、遂には己自身さえ信じられなくなったとき、少年が遭遇したのは真実の絶望か、それとも虚偽の栄光か……?
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 671円(本体610円+税)
  • ISBN: 9784048655903

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

シリーズ作品

電撃文庫の新刊

  • アクセル・ワールド 28 夜の女神
    アクセル・ワールド 28 夜の女神
    クロウの次なる戦場は、夜の女神ニュクスの居城、代々木公園地下大迷宮!
    川原礫 (著者) / HIMA (イラスト)
    発売日: 2025/08/08
    電撃文庫
    試し読みする
  • 悪役ムーブで青春リスタート! 悲劇のヒロインを金と権力で救い出す
    悪役ムーブで青春リスタート! 悲劇のヒロインを金と権力で救い出す
    二周目の青春でも悪役。だけど今度は君を守るために!
    左リュウ (著者) / ふじ子 (イラスト)
    発売日: 2025/08/08
    電撃文庫
    試し読みする
  • あの夏に捧ぐ逢いことば
    あの夏に捧ぐ逢いことば
    『星が果てても君は鳴れ』著者が紡ぐ、ひと夏の逃避行。
    長山 久竜 (著者) / jizell (イラスト)
    発売日: 2025/08/08
    電撃文庫
    試し読みする
  • あのとき育てていただいた黒猫です。
    あのとき育てていただいた黒猫です。
    「癒やし」と「つながり」を求めるすべての人へ――
    蒼井 祐人 (著者) / きみしま青 (イラスト)
    発売日: 2025/08/08
    電撃文庫
    試し読みする
  • 今さらですが、幼なじみを好きになってしまいました 1
    今さらですが、幼なじみを好きになってしまいました 1
    最も近くて最も遠い、周回遅れの恋を始めます。
    丸戸史明 (著者) / よむ (イラスト)
    発売日: 2025/08/08
    電撃文庫
    試し読みする

みんなのレビュー

  • 眠る山猫屋
    2017/01/23
    一気に追い詰められる才牙虚宇介、追い詰めるのはその母親。とうとうスクールを巡る謎が見えてきた。統和機構が張り子細工に見えてきた。限界を超えた先に見つかる新しい可能性。敵と味方が入れ替わる時、未来が拓けるのか閉じるのか。読み易いからサクサク進みますが、これじゃブギーポップが現れる暇がない(笑)でも最後に九連内朱巳が現れた!
  • 神太郎
    2023/01/14
    上遠野サーガーの根幹に関わるかもしれない部分に突入してますね。エンペロイダーはナイトウォッチ世界に至るための鍵なのか??3巻目にして色々な謎が明かされていく。魔女戦争で色々な影響が出てるからか統和機構上層部のパワーバランスも面白いことになってる。次回で最終巻。名残惜しいな。
  • 水無月冬弥
    2017/01/16
    上遠野浩平先生の #ラノベ 才牙兄妹を中心にどんどん混迷を極めていくなあ。ボスっぽいママンも瞬殺されてしまったし、やはり兄妹同士で戦い合って決着がつくのかな?
  • 金目
    2015/12/17
    やたらごちゃごちゃして分かりづらいと思ってたけど、結局は兄妹喧嘩の話? どっちが兄とか姉とか言い合ってる二人がなんか可愛い。1巻からの黒幕とは決着ついたみたいだけど、今後どーなるんだろ。役者は揃ってきてますなぁ。世界は決断で出来てるとか、咲ききった花は腐るだけとか相変わらずな感じ。確実に死んだ登場人物が回想以外で再登場する例って珍しいなー。それで、結局現在のアクシズはどっちなのよー
  • シュエパイ
    2015/12/15
    ほんの少し、派手でやんちゃでたちの悪い、親子喧嘩と兄弟喧嘩に誰も彼もが巻き込まれて、な物語。日高くんがいつの間にかみんなの前にたったとおもったら、まばたきする間に中心を奪われていたりして、何だか目がぐるぐる回るような流れだったのです。急にピックアップされた芹香さんの力のありようが、何となく好きなのです。この子にこそ、もう少し先へ進んでほしいなぁ。いったい誰の何が黒幕として物語に幕をおろすのやら??