桟敷童の誕

発売日 : 2015/10/09
「ずるいぞ。本物の妖怪ならば僕も見たい」榎木津、映画館に現る
関口の“弟子”から映画館に繁栄をもたらす妖怪・桟敷童の噂を聞いた榎木津は、下僕を従え妖怪探しに乗り出した。だが榎木津が見たものは美しい少女の死体で……。童を生み出す女は鬼か神か。京極堂はどう幕を引く?
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 616円(本体560円+税)
  • ISBN: 9784040707181

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みんなのレビュー

  • 優希
    2015/10/22
    百鬼夜行シェアードワールド4作目ですが、この作品は比較的本編に近いものを感じました。世界観や空気を綺麗に取り入れていると思いました。関口くんに弟子ができるとは!と驚きましたが違和感はないですね。相変わらず関口くんの扱いが酷いです。エノさんはやりたい放題暴れていますが、格好良い。被害が少ないのが意外でした。事件も丸く収まりますが、解決の過程があっさりしていて物足りなかったかな。それでも面白いので満足です。
  • 青蓮
    2015/10/16
    薔薇十字叢書4冊目。イラストが大好きなTORES柴本さんなのが嬉しい。榎さんも関君も通常運転でしたね。木場さんも出張ってます。それにしても、関君に弟子入りしたいと言い出した天城君、かなり物好きよね(笑)
  • 勇波
    2015/11/06
    現時点で『薔薇十字叢書』3冊目読了です。講談社から出た2冊を先に読みましたが、今作はそれに比べて正直少し残念な気が…。。せっかくのこのシリーズなのに普通なのです。先の2作では、例えば京極堂がうろたえてみたり、関口君が男前であったり、敦っちゃんが・・だったりとかが面白かったのに。通常ではそんな訳ねえだろっというのが欲しかったです。でもまあこのシリーズに飢えている人にはもってこいなのかも★
  • Bugsy Malone
    2017/03/02
    京極夏彦公認シェアード・ワールド。登場人物達の語りに雰囲気があっていいですね。関口に弟子入りをする天城の人物造形も良かった。関口の鬱々もエノさんの奇天烈さも、木場のナイーブさも変わらぬ京極堂もよく出ていたと思いました。会話の中からは本家京極さん作品を思い浮かべずにはいられない、ツポをつく様な部分が多々あり、そこに作者の愛を感じました。これも面白かった。シェアード・ワールド侮るなかれ。
  • カナン
    2015/12/02
    シェア・ワールド企画第二弾。個人的には四冊目の叢書となりますが、企画は気になりつつキャラクターや世界観を壊されたくないという方にはこの作品が一番原作に近いかと。赤いビロード張りの椅子が並ぶ映画館に、桟敷わらしと呼ばれる美しい幼女の人形、鬼女に鬱病作家に、そんな作家に弟子入りしたがる奇妙な若者。中々に妖しげなモチーフが散らばっていて原作を壊すまいとする作者の意地を感じます。勿論原作程の蘊蓄や、喉を塞がれ窒息感にあえぐような濃厚さはありません。あれはもう、京極先生ご本人に次を書いて下さいと祈るしかないのです。