くもりのちナイン 破壊少女は、貴方のためだけに涙する

発売日 : 2015/10/10
人類に捨てられた世界で、彼らは「人間」になるための旅をする。
武骨な傭兵カイルと無垢な少女ナイン。汚染された空の下、二人は出会い――。

汚染物質に覆われた世界で傭兵のカイルが出会ったのは、遺跡の深奥で培養液に浮かぶ少女だった。名前はなく、言葉も上手く理解できない、幼い機械の少女。
「お前に名前は無いんだ。分かるか?」
「ナイン? わたし、ナイン!」
未知の戦闘能力を備えたナインと、なぜか彼女のマスターとして認定されてしまったカイル。彼らは楽園へと通じているとされるヘブンズゲートを求め、人類に見捨てられた世界を旅することに。
ある時は親子のように、またある時は兄妹のように。そして、ある時は恋人のように。旅の中で変わっていく二人の関係。そして未来へ希望を見出した先に流れる、ナインの涙の理由とは――。
これは世界の終わりに結ばれる、愛の物語。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 671円(本体610円+税)
  • ISBN: 9784048654531

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みんなのレビュー

  • ツバサ
    2015/10/15
    人間とは何なのか?人間になるためには何をすれば良いのか?考えて導いた答えは……。キャラの心情が上手く書かれてて良かった、カイルとナインの距離感が程よい感じでニヤニヤが止まらない。次巻があるならカイルとナインの距離が縮まったのが見たい。
  • サキイカスルメ
    2015/10/17
    カイルとナインの関係性がたまらなく好き。全身改造人間のカイルが、不思議な機械人形ナインを拾う話。人間であることにこだわるカイルとカイルの道具であることを望むナインが一緒に過ごしていくことで変わっていきます。ナインが何より大切になっていくカイルの変わりようがよかったです。親子のように、兄妹のように、恋人のように想い合う二人が好きで。バーニィとアンビエッタも好きです。前作と共通の世界ですが、私はこちらの方が好きかなぁ。
  • 真白優樹
    2015/10/11
    汚染物質に覆われ壊滅した世界で傭兵の男性と機械の少女が出会い始まる物語。・・・前作と世界観を共通する続巻のようだが正直こっちの方が好きである。破滅的でどこか幻想的な世界で、機械の者達が出会い、生き、絡み合う。彼らは「人間」なのか違うのか。徐々に成長していく機械の少女と、人間らしい心を取り戻していく傭兵の男性・・・そして二人を取り巻く「機械」と呼ぶには感情、表情豊かな面々。彼らは心を持ちこの世界で必死に生きている。そんな彼らが「人間」ではないというのか。「人間」とは何なのか。 次巻も楽しみである。
  • HANA
    2015/12/01
    改造人間である主人公と機械人形である少女の話。世界観が全体的に良くてキャラクタも良かった。主人公カッコイイ。スカイフォールが前作という事に一切気づかず読んでいたけれど特に問題ない内容。前作と絡んだ展開を期待。
  • disktnk
    2015/10/27
    おっさんミーツガール。おっさん、というか機械化してるからもはやじいさんを主人公にした著者と編集の勇気を褒めたい。表面的な描写が多く浅い印象はなくもないけど、戦闘狂っていう設定が話を盛り上げてて良かった。ただナインが成長すればするほど、カイルいらない子に。