天鏡のアルデラミン ねじ巻き精霊戦記 8

発売日 : 2015/10/10
話題のファンタジー戦記、新章開幕! ヤトリを喪ったイクタたちは……!?
第二十八代皇帝となった若きシャミーユ。彼女の行く手に暗雲がたちこめる――

国を大きく揺るがしたクーデターから約二年。第二十八代皇帝となったシャミーユは、反発の気運漂う国内を、トルウェイ中佐やマシュー少佐を従えつつ、強硬な手段をもって治めようとしていた。
一方、隣国のキオカ共和国でも内紛が起こる。その鎮圧にあたったのは、当世の麒麟児ジャン少将。そこで彼は科学者アナライと出会い、進化の兆しを見せ始める。
歪みを抱えたままの新生カトヴァーナ。日の出の勢いのキオカ。二国間の熾烈な戦いは、新たな局面を迎えることになる。
そしてイクタは……。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 649円(本体590円+税)
  • ISBN: 9784048654562

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みんなのレビュー

  • ひめありす@灯れ松明の火
    2016/09/04
    あれから二年。形見のレイピアを腰に、精霊を胸に抱き、前線の最前線に自ら降り立ち苛烈の限りを尽くし、ヤトリの立場になりきろうとしながら、そうはなれない姫様。破壊的な部分も儚げな部分も、どちらも姫様なんでしょうね。ただ一人柔らかさも弱さも変わらない我が友マシュー。彼女の存在がある事は彼にとって絶対の救いだ。ヤトリとイッくんの幻影を追い続けるもはや新世代の旗頭のトルウェイ。そして目覚めるハロ。みんながかなしくてどうしようもない。最後に、あのイッくんかこんなイッくんで居ていい訳ないのですが。どうする気なんでしょう
  • まりも
    2015/10/11
    新章開幕!今回は序章と言った感じで盛り上がり要素は少なめ。不眠の輝将ジャン少将と賢者アナライの出会い、ジャンがアナライの知恵を借りる事で生じた変化を描かれた前半は希望を感じさせましたが、後半からの帝国編は不安感と鬱屈とした暗さしか感じれませんでした。誰も彼もが極限まで追い詰められているので、読んでいて胸が痛かったです。シャミーユと騎士団が仲睦まじく笑いあってた日々が懐かしい… 悲劇しか見えてこない状況ですが、今後どうなっていくのか。次巻を早く読みたいです。
  • スズ
    2016/09/10
    帝国でのクーデターから二年後のお話。キオカでは部族の独立運動にジャン少将と成り行きでアナライ・カーンが巻き込まれ、帝国では国内の反乱に女帝となったシャミーユ自ら、トルウェイとマシューを連れて鎮圧を行っていた。暴君となり、恐怖政治を行うシャミーユは見ていて辛くなり、騎士団の面々も暗い感じで、ヤトリシノ・イグセムとイクタ・ソロークという双剣が折れたことの喪失感を痛感しました。シャミーユに必要なのは、イグセムの剣でもレミオンの銃でもなく、彼女の涙を拭う、彼女を「お姫さん」と呼んだあの男の優しい手であろう。
  • よっち
    2015/10/10
    若きシャミーユが第二十八代皇帝となって歪みを抱えたままの新生カトヴァーナ帝国と、内紛が続いていた隣国キオカ共和国の麒麟児ジャン少将と科学者アナライとの出会いが描かれる第八弾。新章突入ということで二年後の世界が描かれていましたが、ジャンとアナライというこれまでのありかたを変えるきっかけとなりそうな出会いと、恐怖政治によって不安を抱えている帝国の人々の複雑な心情が描かれていて、イクタもそうですけど最後の動きもまたどう影響するのか、ここからの新局面がとても楽しみな一方どこか不安な何とも言い難いリスタートでした。
  • S.T.
    2015/10/14
    前巻の衝撃の結末からどうなるかと思ったけど、作中では一気に2年が経過。前半部分はキオカ共和国の面々の描写。一貫してキオカはカトヴァーナより革新的で進んだ国という描かれ方がされてるけど、当然こちらはイクタたちに感情移入してるから、ここまで尺割かれると読んでてイライラしてくる。シャミーユの状況は予想通りだったが、イクタがこの状況でハロが本性を発揮してしまうって…現在刊行中の戦記物で、ここまでお先真っ暗なのはこれだけだよ。破滅しか示唆されてないのに「常怠常勝」で名が残るイクタ。物語の着地点がまったく読めん。