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角川ビーンズ文庫の新刊
みんなのレビュー
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ひめありす@灯れ松明の火2016/12/1078今回もふわふわきらきらと愛らしい綿菓子のような表紙。だけど、フレデリカが中に抱えているものは重かった。妖精と讃えられ、宝石と褒めそやされ、けれど眠りは暗い部屋の中で独りぼっち。眠れない事さえ誰も知らないままで。だからこそ彼女はまっすぐだし、全身全霊の自分をぶつける事で他人の信頼を勝ち得ることが出来たんだと思います。そして母の愛があり、父の信頼があり、友達の存在が出来た。天真爛漫な狂犬ユリウスの本当の意味での信頼を勝ち得られるのはいったいいつのことかな。この流れで行くと二十三時間目あたりのような気がします。
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合縁奇縁2017/09/1278王女フレデリカがイザークの協力ので、1日1時間だけ元の身体に戻れる方法を見つけて喜んだのも束の間、王位継承のお披露目会が開催されることに。さらに陸軍大臣ミュラー公爵がグレーテルに疑惑を抱き、探りを入れてきて?「箱入り王女の災難」シリーズ第2弾。未だ女王としての自覚も、自分の方向性も見えないヒロインですが、彼女なりに頑張っております。フレデリカとイザークの事情を知る公爵家のユリウスは、女王にするために手段を選ばない冷徹な男ですが、1巻では知的で強い味方のように感じたのに、この巻ではすっかり狂犬扱い。
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フキノトウ2016/02/1744ネタバレあり表紙の淡い色合いがとっても可憐で素敵。外見も中身も綺麗な王女・フレデリカの命を狙う組織がはっきりしないままなので落ち着きません。一応味方のユリウスも、普段はにこにこしてるけど、違う一面も持っているので安心できないな。ある決意をしたフレデリカが凛としていて格好いい。そして、グレーテルの秘密も判明。切ないです。フレデリカに惹かれ始めたイザーク、新たな味方もできたのでこれからが楽しみです。
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みさき2015/10/2036ネタバレあり綱渡りの日々を駆け抜けたフレデリカ。無事にミュラー公爵の忠誠をGET!臆病で根暗だけど卑屈にならずに頑張るフレデリカ。ホント可愛いわ♪イザークが守りたくなるのは当然だと思う。フレデリカが1時間だけ王女の器に戻る時のイザークとのやり取りが好き。特に園遊会直前のイザークにドキドキしましたvいつかフレデリカとイザークの想いが恋に変わった時、障害が半端ないのが辛い。グレーテルの正体は推測通りだったけど、イザークも承知しているとは思わなかった。グレーテルの事情は切ないですね・・・。続きが待ち遠しい。
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ななりー2016/02/0829シリーズ第2弾。今回の表紙は本物の体のフレデリカ。お話の中でも何度も可愛さについて言及されていますが、本当に可愛らしいですね。この体に完全に戻れる日は来るのか?黒猫グレーテルは相変わらず逃げ回っています。グレーテルがイザークを避ける理由も明かされました。フレデリカの状況はとても大変なものですが、そんな辛い中でも人を思いやる気持ちは人一倍強いんだなあというのが伝わってきます。そういう姿を見てイザークも温かい気持ちになっているんだろうなあ。この2人が交し合っている儀式の糖度が高すぎて…キュンキュンしました。
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