あやし絵刺繍幻燈譚

発売日 : 2015/06/20
原画師の兄と刺繍師の弟。縫い象るは、この世ならざる魂の幻影。
古寺織物に勤める原画師の早苗と刺繍師の瑞穂は、性格も見た目も正反対の兄弟。二人はある日、人にとり憑いているという刺繍の検分を依頼される。一族に伝わる刺繍の「秘術」で事件を解決しようとする二人だが……
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 682円(本体620円+税)
  • ISBN: 9784040706511

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みんなのレビュー

  • 佐島楓@入院中
    2015/08/05
    明治の世を舞台にした、血がつながらない兄弟の物語。兄は原画師、弟は刺繍師というちょっと変わった設定と、当時の風俗が丁寧に書かれた点が面白かったです。最初こそ弟の瑞穂の性格や口調がしっくりこなかったのですが、読み進めるうちに慣れました。続編を希望します。
  • ううち
    2015/11/25
    前作の『町医者風尹…』から比べると、登場人物もエピソードもかなり絞り込んだ印象です。時代背景や原画師の兄と刺繍師の弟が一族に伝わる刺繍の秘術で事件を解決していくというストーリーは、能が絡んでいたりとなかなか奥深い。駒子さん、兼高さん、兵庫さんのエピソードがもうちょっと作り込みされていたらもっと魅力的になりそう。お父上の考えた兄弟の名前のエピソードが素敵でした。ちなみにダブり買い(´Д` )
  • maiko
    2015/10/25
    文化や時代背景などが緻密に描写されているのに、場面やキャラクターの行動や感情の描写が疎かになっていると感じた。また、場面展開をキャラの台詞に頼ってしまっている部分もあり話の進め方が唐突なうえに誰のことを表現しているのか、誰の台詞なのかというのも分かりづらく、正直、話に入れなかった。設定は面白かったけれど、全体的に纏まりのなさを感じるし…設定を活かしきれてない部分が多くて…読み進めるのがしんどかったので続編あっても読むかは微妙…。
  • agiagi
    2015/06/29
    時代は明治、舞台は銀座。織物屋で、原画師をしている兄.早苗と刺繍師をしている弟.瑞穂の兄弟の話。曰く付きの刺繍ばかり集めている城下子爵から、人にとりついているという奇妙な刺繍の検分を依頼される。この依頼は兄弟の秘密を暴露される危険性をはらんでいる…。時代背景も私好みなら、この時代の職人の技、兄弟や幼なじみとの情、そして…能や浄瑠璃などの話もあってよかった(^^)
  • 紅羽
    2025/09/14
    明治時代を舞台に織物店で原画師の早苗と、刺繍師の瑞穂の血の繋がらない兄弟が不思議な力で、怪異を解決していく和風ファンタジー作品。全体的に面白かったのですが、兄弟の口調がほぼ現代風で、たびたび舞台が現代である事を忘れてしまうくらいでした。続編はあるのかな?