放送中です!にしおぎ街角ラジオ
発売日 :
2015/05/23
思わず応援したくなる街角ラジオ。今日もにぎやかにオンエア中です。
西荻窪。レトロな雰囲気漂うこの街で、夢破れた大学生三人組が始めたミニFM局。リスナーのご相談を解決したりしなかったり、たまには夢が叶ったり。今日も放送中の街角ラジオ、あなたも聞いてみてください。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 627円(本体570円+税)
- ISBN: 9784048652094
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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佐島楓2015/07/1652これは面白かったです! こういうナチュラルな作品が読みたかった! 自分の夢を前に足踏みする大学生三人が始めるミニFMという設定も無理がなく、放送を通じて少しずつ広がる人の輪の描写もいい! また三人の別のお話も読んでみたいですが、綺麗に終わっているから難しいかな? 私はとても素敵な作品だと感じました。
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hisato2016/10/0949本棚の奥でひっそりと眠っていたのを、読友さんの本棚見て、思い出し、久々に再読しました。 一度は就活で挫けそうになった西荻窪在住の3人の男女の話です。 高校の時以来、ラジオも聞かなくなり、ミニFMはこの本で初めて知りました。ストーリーもそうですが、アナログなラジオがそうさせているのか、とても優しい話です。なんとなくスタートアップで起業しようとしているようにも感じますが、新しく何かを始めようとする際の面白さが伝わってきて、読んでいて楽しかったです。 最後は絵に描いたようなハッピーエンドでしたが、良かった。
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ソラ2015/06/1346雰囲気が暖かでじんわりとする話でした。主人公が葛藤はわからなくはないけれど、気を使って自分はプロデビューを諦めようとするのは逆に二人が気に病むと思うんだけどなぁとは思ったけれど…。
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まりも2015/05/2644声優、ディレクター、作曲家デビューという夢を叶えられなかった3人が、行きつけの喫茶店のマスターに勧められてFMラジオのローカル番組に挑戦する…な話。ちょっと盛り上がりに欠ける気もしますが、穏やかな作品の雰囲気と悪戦苦闘しながらも一生懸命リスナーと向き合おうとする3人の姿は中々良かったです。特にリスナーや松くん、なすのんに応援されて、うさみんが夢に向かって新たな一歩を踏み出す最後の展開は胸にジーンときました。1巻で綺麗に纏まっているので、次は失恋探偵の続編を読みたい所です。
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よっち2015/05/2541ナレーター志望の香奈、作曲家志望の奈須野、ディレクター志望の松任谷と夢に足踏みしている三人が、行きつけのカフェの店長の薦めでFM街角ラジオにチャレンジする物語。初っ端から大失敗をやらかした三人が、リスナーと体当たりで向き合っていくストーリーは試行錯誤感がわりとよく出ていた印象。真摯に取り組んで作り上げていったことで生まれた一体感が転機を迎えた時、逡巡するその背中を押す仲間たち、そしてリスナーたちの応援する声もまた暖かくて、こういう関係はとてもいいなと思えました。次回は新作か続編かいずれにせよ楽しみですね。
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