香魅堂奇譚
発売日 :
2015/04/20
香を以て魑魅魍魎を制す――京都オカルト奇譚
京都に居を構えるお香専門店《香魅堂》。「霊なんて存在しない」と言い放つ、慇懃無礼な十代目店主・辰巳のもとに持ち込まれるのは、やっかいなオカルト事件ばかりで……。霊感ゼロの辰巳は、どう解決するのか!?
- レーベル: 富士見L文庫
- 定価: 660円(本体600円+税)
- ISBN: 9784040705934
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みんなのレビュー
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カナン2016/01/2056本当に幽霊が見える麻衣と、そんなものはいないと容赦なく切り捨てる香魅堂十代目の辰巳と、煩悩を捨てる気など毛頭ないダメ若坊主な清風。この三人がわちゃわちゃしながら京都の街に潜む魑魅魍魎たちの問題を「香」で解決してゆきます。香りが全ての謎の鍵となるという着眼点は面白いのでもっと貪欲に掘り下げて欲しいと思うんだけど、このレーベルでは難しいかな…。美形の店主とそのバイトという定番の組み合わせですが、慎重派で大人しめのヒロイン麻衣ちゃん、実は切れると男にグーパンも入れられるタイプだと知ると結構好きになりました(笑)
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佐島楓2015/05/2947最初こそ似た先行作品がいくつかあるなあ、と思いながらの読書でしたが、最終章の展開がよかった。物語を締めるのにいい展開でした。続編の刊行も決定しているようです。
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ぐっち2018/12/2430霊感ありすぎの麻衣がバイトすることになったのは、京都の路地裏の香魅堂。香りにだけこだわりすぎる主人のもとには不思議な事件が持ち込まれ…。例のトリックにだまされつつ、なかなか楽しく読みました、辰巳より清風のほうが付き合いやすそうだけど。続けて続巻へ。
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ううち2015/08/1229除香師という変わったお仕事に、香道に関するウンチクも詳しく書かれていて、辰巳さん、麻衣ちゃん、清風さんのやりとりがテンポよくて読みやすかったです。あまり京都っぽくはなかったけれど…。辰巳さんの決め台詞にニヤニヤしちゃいました。
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すみの2016/07/1227凄く視えてしまう質のJD麻衣が嫌々アルバイトすることになった京都のお香専門店『香魅堂』。店主の辰巳は嗅覚冴える除香師としても心霊現象を鎮める副業を持つが、本人はいたってこの霊だとか妖の類いの存在は信じていないし、視えない(笑)。この辰巳の友人で松然寺住職の清風、清水焼の見習い・晶を加えて良いチームを作っていきそう。辰巳と白亜という女性をとりあった兄・戌亥との関係が気になり、この兄弟の確執、因縁めいたこれから起こるであろう出来事に期待。
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