φの方石 白幽堂魔石奇譚
発売日 :
2015/02/25
第21回電撃小説大賞〈大賞〉受賞作。美しき方石を巡る幻想ミステリ。
人々を魅了してやまない、様々な服飾品に変じる立方体、方石。17歳の方石職人・白堂瑛介はある日、相棒の猿渡と共に連続方石窃盗事件を追うこととなる。持ち主に悪影響を及ぼす方石「魔石」に天才方石職人が挑む!
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 627円(本体570円+税)
- ISBN: 9784048692441
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みんなのレビュー
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hirune2020/08/0842なかなか面白い設定でした。組成式というのを書き入れ箱形に組んで中に石を封じると服やら何やら身に着けるものに変化する不思議な方石なるものがある世界。どこの異世界かと思えば日本で歴史も同一らしい、和SFですね。後半ハラハラさせる事件があり、驚愕の事実が明らかにされ…しかもツンデレからのラブラブだし😅宵呼の謎の母がどうしてるのかが気になります☆
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まりも2015/03/0335白幽堂を営む方石職人白堂瑛助の元に黒須宵呼が下宿人としてやってくる所から始まる話。世界観、設定がかなり練り込まれており、非常に魅力的な作品。方石の種類や能力だけでなく歴史もしっかり考えられている辺りは流石は受賞作と言った感じです。ただキャラクターや物語の作り方は微妙で惹きこまれるようなものを感じませんでした。折角の設定を活かし切れていない。説明文が多いせいで物語のテンポが悪くなったのが痛いな。ついでに言うとこれはMW文庫よりも電撃文庫の方で出すべき作品だったと思います。次巻は気が向けば買います。
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すみの2015/08/1034ネタバレあり方石という魔法の小箱に魅せられた。使う者によってそれは不幸を呼ぶ魔石、呪石となるが、それを防ぐために白幽堂店主・白堂瑛介(方石修繕職人)、彼の相棒・猿渡(方石商)、彼らの依頼主であり教師・六ノ宮涼子が活躍。方石について学ぶ新入生・黒須宵呼を白幽堂にホームステイさせ方石に纏わる謎を解く。雪広うたこ先生画の瑛介、猿渡、宵呼がムフフだった!何より瑛介についてそんなことが可能なのかと更に方石の力に驚いた。瑛介や猿渡は大人なみの技術や動きをするがまだまだ若いイケメン君。活躍が楽しみだ!
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ううち2016/01/1633未来のお話かと思いきや、『方石』という不思議な立方体が存在するパラレルワールドもの。主人公の正体もビックリですが、歴史も絡んだ方石の設定にのめり込んで読んでしまった。淡い恋の描写も良かったです。2巻も出ているようなのでチェック。
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miroku2017/07/1320前半は退屈なほどだが、その効果は後半の畳みかけで現れる。
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