Elysion 二つの楽園を廻る物語 上

発売日 : 2015/02/01
幻想楽団Sound Horizon、伝説のメジャーデビューアルバム『Elysion』がついに小説化。終わりなきパレードを率いる、仮面の男の目に映った狂気と愛憎の世界。
如何にして楽園の扉は開かれたのか……。真摯なる策略が無垢なる呪いを招き、 男は仮面を被り、女たちが嘆き、少女は笑う。否応なく罪を背負わされ、肉体の檻に閉ざされた者たちの魂の軌跡はどこまで続いてゆくのだろう。 その先に楽園はあるのか?  そして楽園の正体とは?  終わりなきパレードを率いる仮面の男の目に映った狂気と愛憎の世界が、今描かれる!
  • レーベル: その他単行本
  • 定価: 1210円(本体1100円+税)
  • ISBN: 9784041025833

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みんなのレビュー

  • よっち
    2015/03/13
    Sound Horizonのアルバムの小説化。魔女と彼女に拾われた少女・ラフレンツェが、魔女の死後にやってきた男に惹かれ娘・エリスを生むところから始まり、病弱の娘のために仮面を被る男、兄と妹や親友同士の背徳など、著者の十文字さんなりに狂気と愛憎の世界を解釈して描いた童話風の連作短編集でした。個人的にこの原曲自体は調べてみて、聞いたことあるかな?と思い出すくらいの認識でしたけど、読んでいてその解釈の苦悩や工夫は感じられましたね。明示されていない物語の行方がどこに向かうのか、続きが気になるので下巻も期待です。
  • 白火
    2015/03/04
    これはあくまでも「解釈の一つ」、なんだけど完成度高いなあ…と素直に感嘆。ラフレンツェだけは結構予想外な方向だったので一寸吃驚したけど、「そうかこう料理したか」と感心。Arkの狂気度合は曲そのまんまだと感じた。天秤は葡萄酒と繋がるだろうとは思ってたけど、「恐らくラフレンツェの冒頭に繋がってるんだろうな」と思っていた薔薇の塔もきちんと組み込まれていたのには正直驚いた、いいねこういうの。歌詞が織り込まれてるせいか、読んでる間中題された曲が脳内ループして止まらなかったw下巻が楽しみ。
  • TSUBASA
    2015/02/26
    病気がちな少女と仮面の男、そして何人かの少女が織りなす悲劇。Sound Horizon(サンホラ)の初期アルバム"Elysion"のノベライズ。サンホラの音楽は「物語音楽」と銘打っていて、音楽の中に物語が作られているので、ファンに納得させる形でノベライズとなると難しくないかと思いつつ、あとがき見てやっぱり難しいよなぁと思った。個人的には『魔女とラフレンツェ』と『Baroque』は結構良かったが一部頂けないと思ってしまうのも。どうしても比較しちゃうので原作を聞いていない人の感想を聞きたいところだ。
  • NDS
    2015/09/22
    物販で買ったものを今更読み終り。音楽ではややこしい世界観をいかに表現してくれるか、と思ったのですが、やはりややこしかったです。 特にこの作品は時系列やらなんやらが訳分からないと個人的に思いますので、曲順に小説にするともう本当に難Elysionの雰囲気にしっかりあっていました。 確かに、そのようなシーンを彷彿とさせる歌詞が数多くありましたが、ここまでドストレートに書くかと驚きました。 下巻も期待しております。
  • 鳩羽
    2015/02/18
    「魔女とラフレンツェ」を始まりに置き、最初にElysionの土台ともいえる解釈を築いたことで、とても分かりやすくなっている。CDの方を知っていても、その解釈には興奮させられた。あとは、楽曲を素直に文章に写したという感じで、歌詞の使い方には唸らされ、曲からは見えない事柄はなめらかに補われていて、Elysionをそのまま文章で楽しんだという感想。一解釈というか、一解答になってしまうのは仕方ないと思うし、そうならないのなら出す意味もないのではと思う。