黄金の鹿の闘騎士
発売日 :
1995/09/25
ファンタジア長編小説大賞出身の期待の新人が描くロマンティック・スポ根・ファンタジー!
「まず、最初に言っておくことは、私の目標は優勝だということだ」新しく<黄金の鹿>騎士団のパトロンとなった青年貴族ハルの言葉に、女奴隷ビアトリスは絶句した――。ビアトリスが所属する<黄金の鹿>はメレ・ルージュ――女奴隷船視が、六人一組となって模擬戦闘を繰り広げる過激な見せ物――の騎士団である。とはいっても、<黄金の鹿>は連戦連敗の最弱騎士団であったのだ。ハルの優勝宣言を冗談としか受け取らなかった<黄金の鹿>のメンバーは、翌日から始まったもう特訓に悲鳴をあげる。はじめ、ビアトリスはその強引なやりかたに反発を感じていたのだが……。ファンタジア長編小説大賞出身の期待の新人が描くロマンティック・スポ根・ファンタジー!
- レーベル: ファンタジア文庫
- 定価: 616円(本体560円+税)
- ISBN: 9784829126424
- 判型: A6/文庫
ファンタジア文庫の新刊
みんなのレビュー
-
クイックラック2019/01/252再読。 この話で泣くのは何度目だ。しかも一本の話の中で何度泣いたか。女奴隷の剣闘士が自由を求め闘う、というありきたりに見えがちなんだけどもそこに固執しない、萌え要素に傾いているようでガチガチのヒロイック、信じられないことにこれがこの作者のデビュー作で、泣かされたのはこれ一作ではないこと。 読みやすいので胸を熱くする何かを求める時に思わず手に取る一冊。
-
シュエパイ2011/06/262奴隷として、見世物として、血を流し骨を砕かれながら戦う少女たち。みんな、今の境遇に諦めを抱いていて、けれどもなぜか、夢だけを忘れられないでいて。鹿や、竜や、蜘蛛や、鷹、かつて王を助けた偉大な騎士の名を与えられた奴隷の戦士たちの、何のために戦うかを取り戻す物語
-
彩雲2隠れた?傑作
-
MNK22015/08/171トリシアシリーズとリンクする本作品。見世物として戦わさせられる少女たち。続巻はないけど読み応えあり。
powered by
レビューをもっと見る