異界の軍師の救国奇譚 2

発売日 : 2014/12/01
今度は焔の国で大事件!? 逆チート主人公が贈る救国奇譚第2弾!
汚名返上に成功して植物研究所の所長となったティアに、隣国のアリーシャ王女から協力要請が! 意気揚々と向かう耕たちだったが、女神のルーチェから「焔の国の滅亡」という新たな予言がもたらされて!?

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みんなのレビュー

  • よっち
    2015/07/08
    何とか昼食会を成功させた大地耕が次に挑むミッションは隣国エクレア王国の財政破綻解消。解消できなければティアの滅びの運命は変えられず、昼食会で協力を申し出てくれたアリーシャ王女も生贄とされてしまうということで、今回は火山王国の特性を活かし温泉を作って観光事業振興を推進。裏で密かに進行する世界危機が表に出ない分派手さはないですが、話をテンポ良く進めつつ適度にゆるさとシリアスさが同居する雰囲気の物語が、良かったなあと思える展開で締められるので読後感もいいですね。この物語がどの方向に向かうのか、とても楽しみです。
  • ナカショー
    2016/02/07
    バッドエンドな結末を回避しなければならないというのに流れる雰囲気がふわっとしてるのはこの作品の持ち味だと思います。面白かったです。着々とティアの周りのメンツがいい方向へ行ってますね。あの強欲大臣の腰巾着だった彼も実は……なのも良かったです。次巻も楽しみです。
  • サキイカスルメ
    2015/04/06
    やっぱりティアが可愛い!お茶会を成功させた耕へ、隣国エクレアの財政問題の解決という未来改変ミッションが降りかかる2巻でした。前回仲良くなったアリーシャを助けようというのがメインです。最初の触手イモとの戦いでの男たちの苦悩が面白かった(笑)ナチュラルにイチャつくティアと耕に和みつつ、難しい問題に直面するので結構シリアス成分多めでしたかね。男ですが見事なツンデレククールも登場(え)続きも読みます
  • 尚侍
    2014/12/12
    物語的には面白かったんですが、雰囲気がゆるいまま話が大きくなってしまったおかげで、話の流れとキャラの動きにややアンバランスさを感じました。タイトル的にはこの流れはおかしくないものの、主人公の能力が偏っていることもあり、シリアスな流れになりつつも最終的にはゆるくしなければ収まりがつきにくいのが不利に働いたように思います。いい意味でスケールの小さい範囲内で話を進めた方が本作のイメージに合っていると思うのですが、今後も話を大きくしていくのであればそのあたりのバランスをどのようにとるのか、作者の力量に期待ですね。
  • 1_k
    2014/12/14
    前巻で割りと重要人物だった異国の姫回にして温泉回。農業技術は脇の方に追いやられて、オーソドックスな異世界に来た主人公がこっちの世界の知識を使って~な展開に。イモは良かったが、前巻より独自性は後退したか。まあ、こういう地道なところから世界の歴史を改変していく、っていう嗜好はきらいじゃないけどね。