王女コクランと願いの悪魔

発売日 : 2014/09/20
「さあ、願いを言うがいい」「なら言うわ。とっとと帰って」
王女コクランの元に現れた、なんでもひとつだけ願いを叶えてくれるというランプの悪魔。願うことなどなにもないと言い放つコクランから、なんとか願いを聞き出そうとつきまとう悪魔だったが――。
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 726円(本体660円+税)
  • ISBN: 9784040703190

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みんなのレビュー

  • みっちゃん
    2014/11/04
    ネタバレあり
    「さあ、願いを言うがいい。ひとつだけ叶えてやる」「なら言うわ。とっとと帰って」表紙に惹かれて衝動買いした本はこんな面白い会話で始まった。優しく熱い心を押し込めて孤独に生きる王女と、何とか願いを言わせようと画策する麗しくもキケンな香りのする悪魔。彼女の悲しい過去、苛酷な状況、たったひとつの願いがわかった時は胸が痛み、切なかった…そしてその願いを叶えようとする悪魔の行動、彼自身の願い。手に汗握った終盤、そしてラストは…やっぱり、そうこなくっちゃね!衝動買いした自分の勘を誉めてあげたくなる本でした。
  • た〜
    2014/11/09
    期待以上に面白かった。序盤は掛け合い漫才のように進んでいくが徐々に毛色が変わってきて・・・ 登場人物の中で悪魔が一番悪魔っぽくない所が良い
  • どんぶり
    2015/02/01
    まさか後半になってこんなに泣かされるとは思わなかった。正しく王女と悪魔の「愛」のお話。3話後半から最終話である4話の始まりあたりを読んで、これからどう転がるのか全く読めない展開が続いたのですが、どうにかこうにか理想型に収まってくれました。まさかのバッドエンドかと思って途中放棄しそうになりました。ここまで読んでおきながらバッドエンドだったら投げつけの刑でしたよ。はぁー…二人の距離の縮まり方が微かすぎて。でも最終話を読んでる時には、すっかりその時の二人の信頼関係に馴染んでたから凄い。そして余韻って素晴らしい。
  • よっち
    2014/09/23
    王女コクランのもとに現れた、なんでもひとつだけ願いを叶えてくれるという伝説のランプの悪魔。彼女の願いを聞き出そうと一緒に過ごし、置かれているそのあまりにも孤独な状況や、冷徹に見えて実は優しいその心の内を知ってしまったら、悪魔でも心揺さぶられてしまいますよね。願いを叶えるのではなく自らの思いから悪魔が動いた結果として訪れた転機。お互いの中でその存在がいつの間にか大きくなっていたことを痛感したからこそ、それがどうにもならない悲劇という形で終わるのではなく、これからも続く未来に繋がっていて良かったと思いました。
  • Bellzerica
    2014/10/22
    2回目を読むことになるでしょう。 コクランの全ての行動に信念があり、非情な言動の全てが愛に支えられていた事を知ったのだから。 コクランと悪魔、二人の絶妙な距離感がよかったです。