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角川ビーンズ文庫の新刊
みんなのレビュー
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ひめありす@灯れ松明の火2015/05/3167グラニュー糖はまだ幼いあなたの為の宝石。金平糖の小さな棘は本気でぶつかり合った証、だから先がまるいの。貴方の名前を呼ぶ代わりに干菓子を含めば、声より先に消えて。七色の感情を閉じ込めた様にドロップはキラキラと。刻々形を変えるのはあなたを思う気持ちか飴細工か。ほろ苦い失敗と時間の経過はカラメルの様。綿飴みたいに膨れ上がった気持はもう抑えきれないの。キャラメルの代わりにキスを数える年になった。淋しい時に慰めを、疲れた時に癒しを、哀しい時に元気を、楽しい時にもっと笑顔をくれる。お砂糖はまるで幸福なフェアリーテイル
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フキノトウ2014/11/1553ネタバレあり完結巻!!アンの生き生きとした職人としての姿勢や、恋する姿が自然と描かれていて大好きなシリーズでした。いいラストでした。後日談でのヒューの辿った道を読んで、哀しい気持ちで一杯になりました。2015年冬に発売される外伝でそこのところを詳しく読みたい。。ような読みたくないような(^^; この巻では、いつも居眠りしているベンジャミンが要を押さえていて、実はできる子だったの!?(笑)
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ピカ2014/08/3141ネタバレあり最初から最後まで砂糖菓子のような雰囲気だった。エリルの成長がとても嬉しいな。ベンジャミンが良い導き手だったなと。「じゃ、……生きていられないねぇ」「全然苦しくない生き方なんて、この世にはないもの」砂糖菓子の描写が本当に素敵!砂糖菓子職人総出で作り上げた作品が目に浮かぶよう。ラファルとの決着はこの方法以外なかったんだよね……。シャルが帰ってきて良かった!未来を描いているところは、嬉しく誇らしかったり、ショックで悲しかったり。ラストの結び方がこの上なくシリーズに相応しいと思う。外伝、遠いねえ……(泣)
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フジ2014/09/2938あきさんの挿し絵3連弾☆ラスト。そしてこの物語もラストでした。いろいろ言いたいことあるけど、ありすぎて言葉にしにくいです。とにかく夢中になって追いかけた結末が幸せなものほんとに良かった。最後まで気が抜けず、三人の妖精王達のそれぞれの道はなんとなくは見えてたけど、エリルは意外てした。ただ最後に皆のその後の結末をつけないでほしかったなー。フェアリーテイルというからにはこう締めるのは正しいんだけども、少し寂しい気持ちにもなったので。でも、ほんとこのお話読めてほんとに光栄でした。作者さんお疲れ様ー。
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みさき2015/05/0637大好きな作品の完結巻故に、勿体なくてしばらく積読していました。でももうすぐ三川先生の新作が出るのと、じっくり読書出来る時間が取れたのを機に読了しました。長期シリーズでありながら中弛みせず、購読を止めようと思ったことのない作品。優しくて温かくて、でも少し切なさの残る終わり方でした。私は終わり方が印象に残る人です。読了して、この作品に出会えたことを心から感謝しました。感想は上手く言葉に出来ないので触れませんが、アンとシャルの願いが叶って本当に良かったです。
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