未来線上のアリア I’m always close to you
発売日 :
2014/08/23
もう二度と、僕の心には誰の言葉も届かない。
惑星アルチアまであと六日。恒星間航行中の航宙艦でコールドスリープから覚醒した先遣隊は、艦長の死と酸素発生器の異常を知る。乗員数の削減を迫られる中、リブカの最愛の女性、アリアが候補者に選ばれて……。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 627円(本体570円+税)
- ISBN: 9784048668576
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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散桜2014/10/1967ネタバレあり1時間くらいで一気読み!最初はあまりのカタカナの羅列と設定に今までとのギャップを感じてなかなか入り込めませんでしたが、だんだんと自分もまるで一員になったかのようにハラハラと読み進めました。ラヴェンダーの性格は当初から結構気に入っていたので、最後の方で完全にやられました。リブカの行動の原動力は全てアリアに向いていて、その為にはラヴェンダーが欠かせなくて…切ないです。残されたラヴェンダー、そしてアリアはどうなるのか。終わり方が悲しくてこんな真っ直ぐで歪んだ愛だけど、いつかちゃんと伝わって欲しいです。
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いーたん2014/09/2752釈然としない。こう何かモヤモヤする。でもそんな感じも好き。SFの世界観でのミステリー。オリジナル用語とか最初は慣れなかったけど、途中から惹きつけられてあっという間に読みました。 愛ゆえに人はどこまで自分勝手になれまた自己犠牲を貫けるのか。。。自分に突き付けられたように思います。余談ですがテラフォーミングは現実世界では火星が実行できる可能性があるらしいですね。予算や技術的に厳しいですがね。
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そのぼん2017/01/145079年の長い旅路の末、あと6日間で目的の惑星へとたどり着こうとしていた航宙艦のなかで起こった悲劇の物語ー。艦長の死が確認され、機械の停止やその他の問題で艦内での酸素が確保出来ない状態になったとから極限の選択を迫られて・・・。恋愛要素も根元としてありますが、閉塞感や仲間を信じきることの難しさ、死への恐ろしさも感じる作品でした。
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Junichi Yamaguchi2018/01/0937『人間は泣きながら生まれてくる』… 主人公の手の平から溢れたのは、どれほど深い愛だったのか… 最低と最悪の狭間を切り抜く術は、想いの強さか⁈ 見返りを求めない愛は、無敵。。
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ぽぽ♪2014/10/2834ネタバレあり初SF作品で、最初は取っつきにくいと思いましたが、読み進めて行くうちに入り込みました。綾崎作品はどれも切ない!二転三転してたどり着いた結末の切なさに、やるせない想いでした。ラヴェンダーのキャラ好きでしたが、まさかリヴカが好きだったとは!表紙の3ショットの意味が要約判りました。
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