電池式 君の記憶から僕が消えるまで

発売日 : 2014/08/20
〈受賞情報〉ファンタジア大賞ラノベ文芸賞(第25回)
巧介には未来という気になるクラスメイトがいた。まるで覇気の感じられない瞳を持つ彼女と次第に仲良くなる巧介。しかし未来は重い病を抱えていた。二人に残された時間は後わずか。甘くせつない青春ストーリー。
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 638円(本体580円+税)
  • ISBN: 9784040703060

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

富士見L文庫の新刊

  • 朧の花嫁 四
    朧の花嫁 四
    この水平線の先に、愛しいひとがいる――。人気の大正純愛物語、第4弾!
    みちふむ (著者) / 鴉羽凛燈 (イラスト)
    発売日: 2025/08/12
    富士見L文庫
    試し読みする
  • なりゆき悪女伝 三 縫妃は偲恋もいとわない
    なりゆき悪女伝 三 縫妃は偲恋もいとわない
    悪女の儚い恋と、姑との軋轢が波乱を呼ぶ――大注目の最終巻!
    佐々木禎子 (著者) / AkiZero (イラスト)
    発売日: 2025/08/12
    富士見L文庫
    試し読みする
  • マダム・ミニョンはご遺体しか愛せない
    マダム・ミニョンはご遺体しか愛せない
    すべて暴いてみせましょう。死因も嘘も――秘められた、愛さえも。
    英 志雨 (著者) / SNC (イラスト)
    発売日: 2025/08/12
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 冥婚相談所 貧乏道士と死ねない軍人
    冥婚相談所 貧乏道士と死ねない軍人
    冥婚による怪異が蔓延るこの街で、 生者と死者を巡る物語が動き出す。
    田中 三五 (著者) / 桐矢 隆 (イラスト)
    発売日: 2025/08/12
    富士見L文庫
    試し読みする
  • 生贄乙女の婚礼 三 龍神様と照らしたこの道を歩みたい。
    生贄乙女の婚礼 三 龍神様と照らしたこの道を歩みたい。
    神様との花嫁契約を破棄!? 生贄乙女と龍神様の、溺愛すれ違い婚礼語り。
    唐澤和希 (著者) / 桜花舞 (イラスト)
    発売日: 2025/07/15
    富士見L文庫
    試し読みする

みんなのレビュー

  • よっち
    2014/09/04
    何事も電池で動くのが当たり前の世界で、高校生の巧介が重い疾患を抱え電池によって生かされている同級生の少女・未来と出会う物語。始めはただ生きるためだけの生活を送っていた未来も、友達とともに合唱に取り組む楽しさや、巧介と惹かれ合って恋することを知ってしまったら、電池交換でこれまでの人生の記憶が全て失われることに葛藤するのは当然ですよね。決断した結果として、二人はいったん別の道を歩むことになりましたが、将来を予感させる再会を果たせて良かったです。これからまた二人で新たに思い出を重ねていって欲しいと思いました。
  • た〜
    2014/09/11
    ネタバレあり
    世の中全て電池で動いている、というちょっと風変わりな世界観だけれどその実かなりオーソドックスな恋愛小説かな。電池で動く世界に関しては話に大した影響ないみたい。もう一つの電池問題にしても、別に他の障害に代替可能だし。
  • なみ
    2019/05/12
    何もかもが電池で動くようになった世界で、高校生の巧介が、電池で生きる少女、未来と距離を縮めていく物語。 恋をしてしまえば、命の消耗は速くなってしまうのに、それでも未来は、巧介は、お互いを好きになってしまって──。 残されたわずかな時間で、未来が選んだ道とは……?
  • スー
    2016/08/25
    ネタバレあり
    他のラノベがパステルカラーだとすると、この物語は色鉛筆で描かれたようなふわっとした優しい印象。化石燃料が枯渇し全てが電池で動いている近未来、巧介は小さくておとなしい少女、未来と出会う。彼女がおとなしいのには理由があった。感情が高ぶると、彼女を動かしている電池が消耗してしまうから。電池を交換すると記憶が消えてしまうから。それでも巧介は彼女に恋をした。そして彼女は「生きる」ことを選択した。繰り返し表現される美しい風景描写と存在意義を無くした軌道エレベータが印象的。たとえ記憶を無くしても残るものはある。良作。
  • さくら@2次元
    2014/09/10
    ラブコメと読むなら、最高で感動しました。SFと読むなら、中途半端なのが感想です。電池で動く世界らしいですが、電池が出てきたのは未来関連の時ぐらいで、あまり印象に残りませんでした。祖母が素敵な人で、自分は将来、こんなおばあちゃんになりたいなと思いました。