電池式 君の記憶から僕が消えるまで

発売日 : 2014/08/20
〈受賞情報〉ファンタジア大賞ラノベ文芸賞(第25回)
巧介には未来という気になるクラスメイトがいた。まるで覇気の感じられない瞳を持つ彼女と次第に仲良くなる巧介。しかし未来は重い病を抱えていた。二人に残された時間は後わずか。甘くせつない青春ストーリー。
  • レーベル: 富士見L文庫
  • 定価: 638円(本体580円+税)
  • ISBN: 9784040703060

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みんなのレビュー

  • よっち
    2014/09/04
    何事も電池で動くのが当たり前の世界で、高校生の巧介が重い疾患を抱え電池によって生かされている同級生の少女・未来と出会う物語。始めはただ生きるためだけの生活を送っていた未来も、友達とともに合唱に取り組む楽しさや、巧介と惹かれ合って恋することを知ってしまったら、電池交換でこれまでの人生の記憶が全て失われることに葛藤するのは当然ですよね。決断した結果として、二人はいったん別の道を歩むことになりましたが、将来を予感させる再会を果たせて良かったです。これからまた二人で新たに思い出を重ねていって欲しいと思いました。
  • た〜
    2014/09/11
    ネタバレあり
    世の中全て電池で動いている、というちょっと風変わりな世界観だけれどその実かなりオーソドックスな恋愛小説かな。電池で動く世界に関しては話に大した影響ないみたい。もう一つの電池問題にしても、別に他の障害に代替可能だし。
  • なみ
    2019/05/12
    何もかもが電池で動くようになった世界で、高校生の巧介が、電池で生きる少女、未来と距離を縮めていく物語。 恋をしてしまえば、命の消耗は速くなってしまうのに、それでも未来は、巧介は、お互いを好きになってしまって──。 残されたわずかな時間で、未来が選んだ道とは……?
  • スー
    2016/08/25
    ネタバレあり
    他のラノベがパステルカラーだとすると、この物語は色鉛筆で描かれたようなふわっとした優しい印象。化石燃料が枯渇し全てが電池で動いている近未来、巧介は小さくておとなしい少女、未来と出会う。彼女がおとなしいのには理由があった。感情が高ぶると、彼女を動かしている電池が消耗してしまうから。電池を交換すると記憶が消えてしまうから。それでも巧介は彼女に恋をした。そして彼女は「生きる」ことを選択した。繰り返し表現される美しい風景描写と存在意義を無くした軌道エレベータが印象的。たとえ記憶を無くしても残るものはある。良作。
  • さくら@2次元
    2014/09/10
    ラブコメと読むなら、最高で感動しました。SFと読むなら、中途半端なのが感想です。電池で動く世界らしいですが、電池が出てきたのは未来関連の時ぐらいで、あまり印象に残りませんでした。祖母が素敵な人で、自分は将来、こんなおばあちゃんになりたいなと思いました。