猫曰く、エスパー課長は役に立たない。
発売日 :
2017/02/25
読めばまあまあ元気になれる、エスパー課長のほっこり人情物語。
デブ猫らっきょのご主人・千川課長はしがないサラリーマン。らっきょだけが知る課長の秘密は、傷に触れると記憶が読めるという、一見地味な超能力。でも課長に関わった人は皆、なぜかちょっぴり救われるのだった。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 693円(本体630円+税)
- ISBN: 9784048927536
メディアワークス文庫の新刊
みんなのレビュー
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佐島楓2017/03/0566冴えない中年サラリーマンが主人公という異色さと、それが人や物の傷に触れると過去が見えてしまう超能力者であるという意外性の面白さ。華やかさはかけらもないが、たまにはこういう作品も楽しい。山口さんの作家としての幅の広さも感じ取れた。
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papako2017/10/0263これもお気に入りさんの感想が気になって。楽しかった。イケテナイ主人公のおじさん。←といっても同年代。実はサイコメトラーだった!美人の奥さんがいるけど、娘には邪険にされ、少ないおこずかいをやりくりして頑張るお父さん。大活躍することはないけど、大きな結果を出している。何より家族第一の愛すべきお父さん、まだ続きそうですね。楽しみ。しかし、猫いるかなぁ。漱石風を狙ったんだろうけど。。。
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PEKO2023/09/1345ネタバレありぶきっちょで、要領が悪くてオドオドしてて、禿げで格好悪い泣き虫のキモいおっさんの兆介。物でも人でも、傷を触るとその過去が分かるという特殊能力を持つ。食い逃げ犯を阻止したり、未来のオリンピック選手を救ったり、格好悪いけど頑張る姿がかっこよくないけど面白かった。唯一の趣味が模造の刀とか、妻と二人の娘を愛する姿とか、もう頼りなくてキ〰!ってなるけどやっぱり面白かった。こんなうじうじした冴えない上司や父親、絶対嫌やわ〰😑でも面白かった。
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hirune2018/07/0438家でも会社でもバカにされ 軽んじられ 無視される、小心者で 仕事もできず ハゲかかってるおっさんの兆介だが その実 人でも物でも 傷に触ればその由来がわかってしまう超能力者だった。その能力で判明したことを兆介は人知れず解決したりするんだけど、別に感謝されたり 尊敬されたりはしない、まるでこっそり助けてくれる妖精さんのようだ。全く可愛くはないけどね^^;でも 弱虫泣き虫でも 一本スジは通すし、自慢の美しくSっぽい妻からは(意外と)愛されてるらしい。そこそこ幸せそうだからよし☆かな?
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み2017/08/3129むっちゃ好き♪キズの記憶が読めちゃう冴えないオジさんが、愛おしくなりました。オジさんとはいえ、同年代だが^^;ほっこりするお話しでした。続編ありそな終わり方にニマニマです(^o^)
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