東京蛇神戦争
発売日 :
1994/06/25
大都会に現れた『神』と物部の関係は? 大林憲司が送る伝奇アクション第二段!!
「離れろおおおっ」哲也が絶叫した。その時だった。ズザーッと何かが池から飛び出してきた。「ま、まさか…」目を見開いてそれを凝視した。池からまるでアナコンダのような『神』が現れたのだ。出現した『神』に危険な感じを受けた哲也は『神』に古代出雲族の秘技・カムツチの手を叩き込んだ。強烈な反撃を想像した哲也であるが、『神』はあっけなく消滅してしまった。呆然とする哲也。その時、陰で日本政府を支えてきた一族、物部の末裔である森部が哲也に声をかけてきた。はたして、大都会に現れた『神』と物部の関係は。古代出雲族の末裔という宿命を負う哲也と志保子はこの事件を解決できるのか。大林憲司が送る伝奇アクション第二段登場。 ※本作品は電子書籍化にあたりイラストを収録しておりません。
- レーベル: ファンタジア文庫
- 定価: 641円(本体583円+税)
- ISBN: 9784829125717
- 判型: A6/文庫
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紫2014/07/181ネタバレありおよそ十数年ぶりの再読。山陰地方の出雲から大都市東京のド真ん中に舞台を移し、敵味方、少なくない数のキャラクターたちの描写といい、ストーリー運びといい、前作からの作者のスキルアップがうかがえる本作。練馬区役所庁舎(!)でのミシャグチ神復活から新宿のビル街を廃墟に変える決戦までの展開は、現代を舞台にする伝奇アクション小説のお手本を見るかのよう。前作の仲間の浮山法師は登場せず、とても同一人物とは思えないくらいにキャラクターが変わって再登場した宿敵森部と今回は共闘することに。美形キャラは得なのであります。星5つ。
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