キノの旅 the Beautiful World 7

発売日 : 2003/06/25
でも、だからボクは…、これからどうすればいい?
―――モトラド(注・二輪車。空を飛ばないものだけを指す)の反対側で、運転手が草の上に座っていた。両足を前に出して、後ろに手をついて、そして空を見上げていた。春の暖かい太陽に、蒼い空を背景にいくつかの雲が流れていく。運転手は十代中頃で、短い黒髪に精悍な顔を持つ。黒いジャケットを着て、腰を太いベルトで締めていた。―――人間キノとモトラドのエルメスは“動いている国”に出会い入国する。その“動いている国”が進む先には“道をふさいでいる国”があった。(「迷惑な国」)他全8話収録。 短編連作の形で綴られる、新感覚ノベル第7弾。
  • レーベル: 電撃文庫
  • 定価: 671円(本体610円+税)
  • ISBN: 9784048666299

この作品をストアで探す

みんなにシェアしよう

電撃文庫の新刊

  • ギャルゲー世界にニューゲームしたら、ヒロイン全員攻略された記憶があって修羅場です・・・・・・ 2
    NEW
    ギャルゲー世界にニューゲームしたら、ヒロイン全員攻略された記憶があって修羅場です・・・・・・ 2
    無理ゲーすぎる林間学校編が開幕――!?
    ひつじ (著者) / かがちさく (イラスト)
    発売日: 2025/12/10
    電撃文庫
  • こちら、終末停滞委員会。 VOL.05
    NEW
    こちら、終末停滞委員会。 VOL.05
    「ニャオは味方です。お兄ちゃん」
    逢縁奇演 (著者) / 荻pote (イラスト)
    発売日: 2025/12/10
    電撃文庫
  • 死なない少女の屍体は、ここに。 2
    NEW
    死なない少女の屍体は、ここに。 2
    死しても、なお失われぬものは――。
    築地俊彦 (著者) / 切符 (イラスト)
    発売日: 2025/12/10
    電撃文庫
  • 主人公の幼馴染が、脇役の俺にグイグイくる 3
    NEW
    主人公の幼馴染が、脇役の俺にグイグイくる 3
    蟹江の危機に月山の人気再燃。二度目の人生のトラブルは想定外の領域に!?
    駱駝 (著者) / こむぴ (イラスト)
    発売日: 2025/12/10
    電撃文庫
  • 創約とある魔術の禁書目録 14
    NEW
    創約とある魔術の禁書目録 14
    迫るタイムリミット。上条当麻がかつての敵と共に追撃戦へ挑む!
    鎌池和馬 (著者) / はいむらきよたか (イラスト)
    発売日: 2025/12/10
    電撃文庫

みんなのレビュー

  • ソラ
    2018/10/06
    嘘つき達の国と『何かをするため』にが印象的。
  • 海亀
    2017/03/21
    キノがキノになる話。[キノ]であるために彼女は強くなる。とても良かった。でも自分的には「冬の話」がお気に入り。読メ登録以前に読み、ずっと頭に残っていた名言【”願い“で人は救えない】きっとそんな事は誰でもわかっている。でもお願いをすれば結果が少しでも良くなるのではという希望的観測がそうさせる。【生きていると 悲しい 生きていることは 悲しくない】
  • ゆうき
    2015/06/25
    ネタバレあり
    意図せず記念すべき500冊目。たぶん途中までは再読です。「川原にて」前巻のシズの話は過去話だったと、読んでいて気づきました。前に読んだときも似たような勘違いをした気がする。友達からシズが死ぬような話があると聞いたので、それを楽しみにしたいです。「冬の話」この巻の中で一番好きです。「森の中のお茶会の話」死体の使われ方の描写が少し怖かったです。師匠が幽霊が苦手というのが、良いギャップ。このあたりの話から初読な気がします。「何かをするために」「キノ」が「キノ」になる。この話も好き。
  • 凜音
    2023/03/22
    ネタバレあり
    読了 やっぱり「嘘つき達の国」は本当に優しい嘘で繋がった人達の後味の良い物語が良かった。 今巻は師匠の出番が多く昔の師匠の荒々しさが後の、キノの過去での師匠と結びつきにくいぐらい過去が破天荒。でも気を倒すところとか所々しっかり師匠は師匠でした。×××××がキノの国に出向いてキノの事を報告する物語でようやく現在のキノが形になってきました。×××××はやっぱりアマリリスじゃないか?アマ→アホで悪口になるし。いつかキノの昔の名前ちゃんと出るのか分からないけれど知りたいです。
  • k16
    2020/10/17
    現在のキノ誕生秘話含むシリーズ7作目。 今作ではドクターキリコで安楽死を問う「冬の話」、思いやりの「嘘つき達の国」が印象に残る。 「迷惑な国」ではウルトラセブンのペガッサ星人の話思い出した。