ビブリア古書堂の事件手帖 5 栞子さんと繋がりの時
発売日 :
2014/01/24
驚異のミリオンセラー。日本で一番愛される文庫ミステリ、待望の第5巻
静かにあたためてきた想い。無骨な青年店員の告白は美しき女店主との関係に波紋を投じる。彼女の答えは──今はただ待ってほしい、だった。
ぎこちない二人を結びつけたのは、またしても古書だった。謎めいたいわくに秘められていたのは、過去と今、人と人、思わぬ繋がり。
脆いようで強固な人の想いに触れ、何かが変わる気がした。だが、それを試すかのように、彼女の母が現れる。邂逅は必然──彼女は母を待っていたのか? すべての答えの出る時が迫っていた。
ぎこちない二人を結びつけたのは、またしても古書だった。謎めいたいわくに秘められていたのは、過去と今、人と人、思わぬ繋がり。
脆いようで強固な人の想いに触れ、何かが変わる気がした。だが、それを試すかのように、彼女の母が現れる。邂逅は必然──彼女は母を待っていたのか? すべての答えの出る時が迫っていた。
- レーベル: メディアワークス文庫
- 定価: 715円(本体650円+税)
- ISBN: 9784048662260
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みんなのレビュー
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へくとぱすかる2014/01/312065最新刊の5巻目。4巻での栞子さんの母の印象が悪かっただけに、今回はちょっとだけ見直した。さて古書の話。手塚治虫についての書誌情報はさすがにくわしい。手塚さんがそのような創作家だとは知っていたけれど、具体的に作品を指摘しての論述に近い記述は初めて読みました。ためになります。本を利用してのトリックというよりもロジックは相変わらずのすばらしさです。さて……「大輔くん」ですか。なかなか発展してます。6巻が楽しみになりました。
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いーたん2014/02/061517『現実を実り多いものにするために、わたしたちは物語を読むんです。』 まさにそうなんです。自分には体験出来なかったこと、妄想してること、選べなかった・選ばなかった未来、ファンタジーの世界。本を読むことで自分が主人公に同化して違う人生を体感する。これが僕の読むことの1番の理由です。 さて、栞子がいなくなるなら、俺もついていくという大輔。カッコイイぞ。それにしても母・智恵子は不気味過ぎる。
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mitei2014/01/261426ついに二人の関係もかなり進展してきたので素直によかった。今回は手塚治虫の話が興味深かった。「晩年」のあの話に決着がついてなかったのもショックだった。表紙絵がますます栞子さんの可愛さが増してるように感じた。
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どんちん2014/12/121390後半から一気に急展開!この謎解きの裏には智恵子がいるのがバレバレだったが、それでも純粋に謎解きを楽しめたかな。ブラックジャックは純粋に驚いたな、そんなことがあるんだと。マニアはいいかもしれないけど、話がバラバラだと一般読者からすると困ったもんだと思うがw もっとも、その時々の読者がその時発売しているものを購入するから、そういう裏話を知らなければ問題ないのかな。そう言えば、随分前に亡くなった祖母が虫プロに勤めていたっけ。いろいろ祖母が孫(私)へともらってきたものがあったが、もしかしてお宝があったか?www
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zero12019/05/121322おっぱいメガネ、深い洞察で事件解決!告白の返事はどうなった?何故、人は本を読むか?この5巻にはその答がある!不可解な「彷書月刊」売買の理由の背景は何?「ブラック・ジャック」不明事件は深い!「われに五月を」(寺山修司)初版本の遺贈をめぐるトラブル。智恵子と再会したい栞子は嫌々ながら依頼を受けることに。誤解を恐れなければ人は自由になれる?栞子とリュウの視点で語られる断章もあり、シリーズに変化を見せている。本の知識は技術。描いているのは人と家族。そしてエピローグでは不穏な挑戦状が店に届く。いよいよ佳境に突入か?
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