クレイとフィンと夢見た手紙

発売日 : 2013/09/30
これは、夢見た手紙と、その配達人の物語。
二人一組の郵便配達人。金髪でいつもにこやかな自称頭脳労働担当の美形少年、フィン。黒髪で目つきが悪く、いつも肉体労働担当を押しつけられる青年、クレイ。彼らが回収し、配達するのは「届かなかったはずの手紙」や「出されなかった手紙」。輝く霧の彼方からやってくる、不思議な<郵便屋>たちの物語が、今、始まる。
  • レーベル: MF文庫J
  • 定価: 638円(本体580円+税)
  • ISBN: 9784840154109

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みんなのレビュー

  • どんぶり
    2014/03/28
    表紙とタイトルの「手紙」という言葉に惹かれて購入。表紙の二人は先輩後輩で「郵便屋」をしている。願いや思いが込められた届かなかった手紙を配達し、つぎはぎで不安定なこの世界をつなぎとめている。全5話で毎回一人の女性に絞られたストーリーが展開されています。表紙右のフィンは飄々としていて身軽で少しお調子者の先輩。表紙左のクレイは無口でぶっきらぼう、右腕が銀で出来た頑丈な体を持っている後輩です。二人の掛け合いが楽しい。後半になるにつれ、世界観や二人の人物像について語られるので面白くなってきます。第3話がお気に入り。
  • (●▲●)とらうまん(*^◯^*)
    2013/11/28
    初読みの作家さん。 「手紙」を通じ人から人へと想いを届ける〈郵便屋〉のお話……と書くと個人的にはメディアワークス文庫あたりの作品を思い浮かべるのですが(笑)、本作は並行世界が繋がったつぎはぎだらけの世界を舞台にいろいろとファンタジーな要素も絡んでて、一癖あるキャラクターたちが繰り広げる物語も各章それぞれに見所があって面白かったです。 基本的に冗長なファンタジーが苦手なので、本作みたいに連作短編のような程よいボリュームで読めていける作品はなかなかにオレ好みですw
  • シュエパイ
    2013/10/27
    壊れた世界を結び合わせ繋ぎ止めるために、今日も二人はお手紙を届けるのです、っと。鳥人間の娘の話が、仲間の姿が、凄く好きなのです。最初の魔女の少女が、最後に名も知らぬ女王のそばに仕えてて、ちょっとうれしくて笑ったり♪言葉は絆、と語られるとおり、この二人がつなぐ世界の様子を、もう少し追ってみたいのです
  • 瀧ながれ
    2013/09/27
    届かなかった手紙を見つける少年と、手紙の届け先を見つける少年の物語。連作短編のかたちで、どのゲストヒロインも、自分のコトバを持っていて強くて魅力的。第二話のオチがおもしろかったです。君たちはそれでいいのか(笑)。
  • いおりん
    2013/10/12
    一話ずつゆっくり読みました。最終話でなんだか新たに解かる世界の仕組みがぽろぽろ出てくるのはシリーズものだからですね。どのお話もちゃんと温かく終わっているのが救いです。継ぎ接ぎの不安定な世界にあって。そこが甘すぎっ!!とかそういう見方もあるのでしょうが、わたしは好きだなあ。わたしが好きなファンタジーが、ここにはあるような気がします。続きが読めるのはいつだろう。