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電撃文庫の新刊
みんなのレビュー
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まりも2015/05/2747「虫おくり」祭りの準備が始まった中、七谷地区よりも深い山奥にある集落を中心に蜂の被害が広がっていく…な話。田舎と言えば穏やかなイメージがつきものですが、今作はそんな田舎の負の一面をえげつないまでに描ききってますね。世界が狭いからこそ、そこで起きる虐めの陰湿さ、人間関係の醜悪さは心底気分が悪くなりました。これを読むと田舎に対する理想が消え去るわw 展開はさっぱりしているのに、内容がドロドロしているから後味の悪さもハンパないです。しかしそこがこの作品の魅力でもあるんですよね。次巻の刊行はあるのだろうか…
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そのぼん2013/10/2238痛い、痛すぎる・・・。虐めが原因で自殺した少年。それが元で巻き起こっていく恐ろしい出来事が描かれていました。そして、痛々しい描写が相変わらずうまく描かれていました。ホラーが苦手な人はとてもじゃないけど甲田学人の作品は読めないだろうなって思いました。
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坂城 弥生2025/02/1035今巻でラストなの…?でも10年以上続きが出てないからそうなんだろうな…
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プリムローズ2013/10/0225虐めは呪い、という言葉に考えさせられました。嫌なもの不快なものを、何かに押し付けて消し去る。古くから行われてきたことで、身近にありふれたこと。でも、押し付けられたものにとっては、たまったものじゃないですよね。なるべく自力で、どろどろした物を消し去りたいなと思いました。そして、そろそろ夢人と薫の婚約のいきさつが知りたい!気になる!
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翔(かける)2016/10/2723ネタバレありシリーズ第3巻。短編『魂蟲奇譚』とはまた一味違う不気味さでした。閉鎖された地域で公然と繰り広げられるいじめ、悪意を一身に引き受けた子ども、自らの行いを反省しない加害者、自殺してしまった被害者、始まる悪夢…。耳の中に蜂の体が入りこむ描写のおぞましさといったら、さすがは甲田先生です。本当にゾッとします(褒めてる)。優しすぎて駄目だというオミコサマの意味を真に理解したとき、絶対越えてはならない境目の存在を強く感じました。はたして、夢人の願いに叶う呪いは存在するのか?次巻、期待しています。
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